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石灰化カテゴリー5

[管理番号:5117]
性別:女性
年齢:51歳
田澤先生、初めまして。
会社の乳がん検診でマンモグラフィを撮影した際に右の乳房だけ石灰化カテゴリー5になりました。
慌てて近くの病院の乳腺センター外来に行き、マンモグラフィを撮り直しても同じ結果。
私の場合、超音波もしこりも無いので外観からそれらしき判断は出来ません。
念の為、マンモトーム生検を行いました。
当初の結果はただあっさりと早期の乳がんですので温存手術で大丈夫でしょうだったのですが、2週間少し経って受診した時は温存手術か全摘出かを選択してくださいに変わっていました。
乳がんの診断は難しい物でしょうし、簡単に診断もくだせないのかもしれませんが、それにしてもこう簡単に治療方針が変わるものかと。
こういった場合セカンドオピニオンも考えた方が良いのかを教えてください。
詳細な結果の無い質問で申し訳ありません。
宜しくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者は「診断が大きく変わった」と感じていらっしゃるようですが、そうではありません。
「早期」という判断に変更はありません。
「温存で大丈夫」と「温存か全摘かを選択してください」の間には、それ程の違いはありません。(後者でも「温存はできない」と言っている訳ではないからです)
★石灰化の拡がりを超えて癌が拡がっている可能性を考えての「慎重なコメント」だったのだと想像します。
 温存を考える場合にはMRIによる「乳腺内での拡がり」評価が必要です。
「こういった場合セカンドオピニオンも考えた方が良いのかを教えてください。」
⇒もう少し詳しく話を聞いてから判断してはどうでしょうか?
 「温存が本当に安全に可能なのか?病変の拡がりはどのように考えているのか?」
もう一度、主治医に聞いてみるべきです。