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カテゴリー3の要経過観察

[管理番号:5390]
性別:女性
年齢:30歳
田澤先生、こんにちは。
お忙しい中申し訳ありません。
今回どうしても不安なことがありメールさせていただきました。
30歳、出産経験2回です。
1年半程前まで授乳していました。
身内に乳がん経験者はいません。
先日初めて受けた乳がん検診(マンモ+視触診)で、視触診では異常なしとなりましたが、マンモで左胸カテゴリー3、FAD、腫瘍、要精密検査となり、その1週間後に(関東)東部の乳腺クリニックを受診しました。
クリニックでは視触診とエコーを行いました。
視触診で異常なしでしたが、エコーで乳輪の端あたりに小さい丸いもの(かなり緊張していたので記憶が定かではありませんが楕円形だったかと思います)が見えて、こちらがマンモでも指摘されたものであると説明されました。
先生は「形は悪くは見えていない、6ヶ月後に経過観察して、何か変化があれば針の検査をして、何もなければその後は1年に1回の経過観察で大丈夫です。そんなに心配はいらない。今日はこれで終了です」と言われました。
1年半程前まで授乳しており、左胸を今でもたまにギュッとつまむとほんの少し母乳のようなものが滲むことがあると伝えると、それも関係しているかもしれない、の一言でした。
あっさりと終わってしまい、私も緊張と動揺であまり質問もできず、時間が経つほどになんだか曖昧な感じがして、しこりなのか嚢胞なのか、
生検は必要なかったのか、本当に心配いらないのか等、後々田澤先生の乳がんプラザでも色々と調べさせて頂きましたが、どうにも不安が消えない毎日です。
30代の乳がんはそんなに多くないと聞きますが心配しすぎでしょうか。
周りにこのことを相談できる人もおらず、ネットで調べても怖い情報ばかり目に付いてしまいます。
少ない情報ですが、田澤先生のご意見をお聞かせ下さい。
あまりに不安なので、田澤先生に診察していただこうかと検討もしております。
その場合、どのような検査になりますか。
初診で生検をして頂くことはできないのでしょうか。
私の場合でも細胞診と組織診の両方をして頂けるのでしょうか。
拙い文章で申し訳ありませんが、ご回答どうぞよろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「少ない情報ですが、田澤先生のご意見をお聞かせ下さい。」
⇒その医師の反応から推測すると…
 嚢胞もしくは線維腺腫を疑っていると推測します。
 「6ヵ月後経過観察」の後に(あたかも、変化がないことを確信しているかのように)「その次は1年」といっていることから「良性と確信している」とさえ想像できます。
 もしも少しでも悪性を疑った場合には「3カ月」とかにするでしょう。(実際は3カ月フォローというのは全くの無駄「時間の浪費」であり、それくらいなら「細胞診すべき」となります)
「あまりに不安なので、田澤先生に診察していただこうかと検討」「その場合、どのような検査」
⇒超音波です。
 画像上100%良性(嚢胞ないし、クリアーな線維腺腫)と判断できる場合には、それで終了。
 生検が必要な場合には組織診を行います。
「初診で生検をして頂くことはできないのでしょうか。」
⇒予約の場合には、そのようにしています。
 「水曜日の予約外」の場合には、(とても混んでいるので)「後日、改めて生検」としています。
「私の場合でも細胞診と組織診の両方をして頂けるのでしょうか。」
⇒両方する必要はありません。(やるなら、どちらか片方です)
 例えば…
 私が画像上100%良性と判断したとしても(ご本人がどうしても不安で生検を強く希望するのであれば)、ご希望に沿います。