[管理番号:8377]
性別:女性
年齢:61歳
病名:嚢胞内乳頭癌
症状:乳房全摘
投稿日:2020年3月13日
術後の病理検査報告書をやっと医師からいただきました。
病理組織報告書はすべて英語で書かれていました。
組織診断 (frozen sections)
#1, sentinel LN: Negativ (0/1)
(PERMANENT SECTIONS)
#1, sentinel LN:Negativ (0/1)
(Lt breast)
Intracystic papillary carcinoma of the ca left breast
E area, pTis(1.2×.09×1.0 cm)
pN0(sentinel)
pTisNo,cMO, pStage 0 でした。
また病理組織所見はこのようでした。
Frozen and permanent sections
#1 of sentinel LN show no metastasis.
(Lt breast )
The resected left breast is sliced A-I. Sections of the cut surface E(#5)-F(#6) show intracystic
papillary proliferation consisting of fibrous core surrounded by monotonous epithelial proliferation
with solid pattern.
No invasive feature is seen . A small duct in the cut surface D(#2) also shows intraductal papillary
carcinoma .
Surgical margins are free from the carcinoma .ということでした。
私がわからないのはこの結果から、あなたはステージ1のルミナールaだからホルモン剤を5年ということです。
tisはステージ0なのではないでしょうか? 手術は令和1年10月18日ですが、血液検査をすでに3回、CTも半年くらいなるから撮ろうと言われました。
手術後の検査はこんなに多いのでしょうか?
そういえばマンモグラフィは手術前も手術後もやっていませんし、視触診も嫌がって真面目に見てくれません。
この先生を信じることができないのです。
どうしたら良いでしょうか。
くだらない質問ですみません。
一人で考えてしまうことで気持ちが落ち込んでしまって、質問をしました。
すみません。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
非浸潤癌で全摘。
根治となります。
「あなたはステージ1のルミナールaだからホルモン剤を5年ということです。tisはステージ0なのではないでしょうか?」
⇒その通り。
ステージ0です。
何故、主治医がステージ1と言っているのか?もう一度聞いてみましょう。
「手術は令和1年10月18日ですが、血液検査をすでに3回、CTも半年くらいなるから撮ろうと言われました。」
「手術後の検査はこんなに多いのでしょうか?」
⇒術後の検査に基準はなく、施設によって実に様々ですが…
とは、言え「常識」というものが存在します。
根治なのだから…
当院なら、「1年に1回の視触診エコーのみ」とします。(採血腫瘍マーカーも取りません)
「どうしたら良いでしょうか。」
⇒根治なのだから何も悩むことはありません。
「1年に1回の定期健診にしたい」と主治医に言ってみましょう。
質問者様から 【質問2 】
ステージについて
性別:女性
年齢:62歳
病名:嚢胞内乳頭癌
症状:
投稿日:2020年6月9日
3月に質問をして回答をしていただいたものです。
ステージについて0という診断書にもかかわらずステージ1だからアロマターゼを5年と言われたのですが、先生の言う通りなんでステージ1なのですかと聞いたところ、「そんなのどちらでもいい。」と言われました。
またステージ0は根治ではないのですかというと、「乳がんというものは血流やリンパに乗って体中をめぐるのだ。
根治などという考えはない」と怒鳴りつけるように答えました。
しかし病理診断でも侵襲なし(病理診断では言葉だけ)センチネルも大丈夫。
そして無理やり全摘・・私も相当勉強をしたのですが、ありえないと思いました。
しかし確かに、ステージ0の全摘についての治療についてはあまり書かれていません。
ステージ0でも乳房温存についての治療は色々書かれているのですが。
また、あまりにも多い検査についても、もう1年に1回の定期検診ではだめでしょうかと聞くと、うちでは2ヶ月に1回来てもらうのが当たり前なのにそれを3ヶ月にしてるだけでもありがたく思えというような言葉を言いました。
それには私もびっくりして、(そりゃあステージの高い人とかは当たり前かもしれないけど)と心のなかで思いまいした。
あれほど嫌ですと言っているのにまたctを撮ろうといいます。
このctだって手術前に撮っているので他に転移があるのならそこでわかったのではないでしょうか。
この先生は乳腺の専門資格は持っていません。
乳がん学会の会員?(本人がそう言っている)なので色々出席している、などと聞いてもいないことを言っていました。
このような人を知らなかったとはいえ後悔しています。
また私はアロマターゼを飲む必要があるのでしょうか?この乳がん診断のときの生検の結果も渋々出していただきました。
そこには癌の疑い(グレー)
というものでした。
しかし追加の検査も行わず全摘、全摘の一点張りでした。
ここには放射線科がありません。
だからだったんですね。
またここの病院の経営者側です。
心に悲しみが広がります・・この乳がんの前は大腸がんかも、胃がんかも、(すべて検査を強いられてきたがなんでもなかった)今度は肺がんかもと次から次へと心が折れます。
ステージ0の根治は10年先ということでしょうか?また病理検査のセカンドオピニオンに言ってなんの説明もなかったので不明な点を教えてもらったほうが良いのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
色々無駄な検査や治療をしようとするのは病院経営のため?
それよりは、自信がない(本当にこんなんでいいのだろうか?自分は間違っていないのだろうか?と)のでは?
前回も回答したように…
根治なのだから、「心、晴れ晴れ」にすればいいのです。(その医師のキャラクターについて悩むのはナンセンス)