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病理不安結果について

[管理番号:7750]
性別:女性
年齢:50歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:

先生はじめまして

いつも拝読しては、心落ち着かせています
このような場ありがとうございます。

昨日病理結果が出まして、不安なため質問させてください。

今年6月A大学病院針生検では
ER+90%.PGR+70%%.HER2スコアー2(FISHで陰性).
Ki67 10~20% 右乳がんリンパに転移1個みられる。
でした。

ステージ2bルミナールAだろうと。

A大学病院からB大学病院にうつり
8月初めに右乳房全摘出手術、リンパ節郭清をしまして。

昨日B大学病院病理結果がでました。

ER+90%.PGR+90%.HER2 3+(FISH必要と)Ki67 50%と。
ステージ2bのルミナールBではないかな?
抗がん剤すぐしましょう。
HER2 FISHで陽性ならハーセプチンができるね。

まずは、抗がん剤ECをつめて2週間サイクルで+後半はタキサン系抗がん剤を。
(多分6か月)やり、その後ホルモン剤を10年だとおもいますが。

当初おとなしいルミナールAだとおもっていましたが、
リンパ転移が1個はじめからわかっていたので(人間ドック+petを個人的に受けてての発覚)いくらルミナールAでもこうがんざいが必要なのでは?確かめるため、オンコタイプDXを主治医にはお願いしてました。

主治医はグレーゾーンが年齢から?でるのでマンマプリントを強く勧められ、ではマンマプリントというながれになりました。

マンマは手術ご病理結果がでてからのオーダーになるよ。

さらに3~4週間かかるのが納得できませんでしたが、しょうがないかとおねがいしてましたが。

昨日の病理結果でルミナールBみたいだから抗がん剤必須
マンマプリントやる意味ないよねーの言葉にその時はそうなのかな?
とおもいましたが、一晩寝ずにかんがえて。

本当にルミナールBなのか?などの不安が出てきました。

そこで質問させてください

1・・手術の病理の結果こんなにAからB
Ki67 10~20%から50%にかわりますか?

2・・ルミナールBならERやPGRホルモンが低い%ではないのでしょうか?

3・・オンコタイプDXではなくマンマプリントのほうが
この病理結果で正確なんでしょうか?

4・・そのマンマプリントさえももう必要ない、FISHで
HER2陽性か判明させるだけで充分!とは
ルミナールBHER2陽性タイプ、トリプルポディティブだといいたいのでしょうか?

5・・マンマプリントをやる必要ないからと返してくれた
スライドは一番初めのA大学病院にかえすようにいわれました。

その場では、気づきませんでしたが、針生検しただけのルミナールAといわれた、検体をマンマプリントに出そうとしていたのか?
普通、手術したB大学病院の手術で摘出した検体をマンマプリントなり
オンコタイプDXにおくるのではないでしょうか?

え?高い金額でマンマやオンコしても結果が針生検検体と手術した検体では違ってくるのではないか?とすごく不安になりました。

改めてB大学病院主治医にやっぱり、納得いかない!
オンコタイプDXかマンマプリントしてください言おうと思いますが

先生どう思いますか?

6・・抗がん剤やるにも、来週からすぐEC+タキサン系8クール?をしようといわれてますが
TC4クールではだめなんでしょうか?

7・・余談ですが
腰痛腰の真ん中が術後すぐから約1か月日に日に座れないほどの痛みに変化し続けてます。
骨転移を考えすごく不安です。

ルミナールAが進行転移早いわけない!とおもってましたが
昨日の病理が本当ならKi67 50%ルミナールbかトリプルポディティブかわかりませんが、骨転移が現実味帯びてこわくなっつてきました。
転移の可能性ありますでしょうか?

お忙しい中長文乱筆すみません。

どうぞよろしくおねがいします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「1・・手術の病理の結果こんなにAからB Ki67 10~20%から50%にかわりますか?」
⇒ありえますが…

 ここまで乖離がある場合には(HER2がFISHで陰性を確認したうえで)OncotypeDXしてみましょう。(敢えてマンマプリントにする理由が不明です)

 Ki67もそうですが…
 HER2が陽性なのか?がまずは重要です。 手術標本で3+となっていますが
(CNBでFISH陰性なので)当然、今回もFISH追加すべきなのです(追加しているようですね)

 〇順番としては
  FISH結果陽性⇒抗HER2療法
  FISH陰性⇒OncotypeDX⇒抗がん剤するかどうか?

「2・・ルミナールBならERやPGRホルモンが低い%ではないのでしょうか?」
⇒関係ありません。

「3・・オンコタイプDXではなくマンマプリントのほうがこの病理結果で正確なんでしょうか?」
⇒全く根拠がありません。
 明らかにデータが多く信頼性が高いのはOncotypeDXの方です。

「ルミナールBHER2陽性タイプ、トリプルポディティブだといいたいのでしょうか?」
⇒「何を言いたい」のかは不明ですが…

 CNBでKi67が低いのだから、(FISHが陰性の場合には)ルミナールBと断定せずにOncotypeDXをすべきでしょう。

「改めてB大学病院主治医にやっぱり、納得いかない! オンコタイプDXかマンマプリントしてください言おうと思います。先生どう思いますか?  」
⇒FISH結果をまず待ちましょう。

 FISH陰性と確認後であれば、それでいいでしょう。

「普通、手術したB大学病院の手術で摘出した検体をマンマプリントなりオンコタイプDXにおくるのではないでしょうか?」
⇒その通り。
 手術標本で一番いいものを病理医が選択します。

「TC4クールではだめなんでしょうか?」
⇒リンパ節転移1個だけなら、それでもいいでしょう。

「転移の可能性ありますでしょうか?」
⇒術後早期にそんな心配をするよりも…

 整形外科を受診しましょう。