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紡錘細胞がん 診断前検査とがんの散らばりについて

[管理番号:8808]
性別:女性
年齢:48歳
病名:紡錘細胞がん
症状:
投稿日:2020年8月12日

田澤先生
こんにちは。

【現状】
●紡錘細胞がん トリプルネガティブ(A病院で7/(下旬)診断)
●T2(45×30mm) N0 M0 (7/30時点 B病院での説明書による)
●8月(中旬)日 左乳房全摘手術(B病院)

※A病院からB病院へ転院しております

【質問】
7月頭から左乳房が腫れぼったく感じ、
7月(中旬)日に乳頭より出血があり、
専門医のいるA病院を受診。

・診察する前に(触診、エコーをする前に)
マンモの検査をし、
押し潰されたことによりかなり出血しました。

・マンモの検査後、診察。

エコーと針生検をし、
針生検時「違う成分も採るねー」
と、言っていました。

(先生には確認していませんが嚢胞に針を刺したと思われる)

そこで、
表題の件につきまして質問です。

・マンモで、かなりの出血をした
・針生検で、嚢胞にも針を刺している
・紡錘細胞がん

以上のことにより、
私の予後は悪いですか?
血行性転移の確率は高いですか?
(先生の過去記事も拝見しております)

以上、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「以上のことにより、私の予後は悪いですか?」
⇒これから手術ですよね?
 手術病理が出てからステージに応じたリスクを認識しましょう。(出血などは無関係)

「血行性転移の確率は高いですか?」
⇒上記と同じ内容ですね。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

全摘手術とマージン(悪性葉状腫瘍)
性別:女性
年齢:48
病名:悪性葉状腫瘍
症状:
投稿日:2020年9月4日

田澤先生こんにちは。

2回目の質問です。

どうぞよろしくお願いいたします。

(管理番号8808)

前回の質問のときは、
全摘手術前でしたので、
田澤先生からは
「病理の結果出てからリスクを認識しましょう」
とご回答いただいています。

全摘&センチネル手術が8/(中旬)に終わり、
病理の結果が出ました。
が、
主治医が、
「今朝結果があがってちゃんと見れていないんだ」
との中で、主治医から以下のわずかな情報しか聞けませんでした。

●術前の紡錘細胞がんから
「悪性葉状腫瘍」に変わったこと
●腫瘍が壊死していること
●今後は抗がん剤治療はしないこと

※腫瘍の大きさは聞けていない。

私の感覚ですと、6cmぐらい。

(7/(下旬)時点では45×35mmでしたが、手術前日8/(中旬)の触診のときに、ちょっと大きくなってると主治医が言っていた)

さて、表題の件につきまして質問です。

(2つ質問です。)

悪性葉状腫瘍は、
乳癌以上に、手術は気を付けなければならず、
充分なマージンをとること(2cm)。

だと認識しておりますが、

今回の手術は、
紡錘細胞がんとして
乳房全摘 胸の筋肉温存 手術でした。

(筋肉には浸潤していないとのこと)

●悪性葉状腫瘍としての手術ではないので、
「全摘手術」でも、
充分なマージンをとらずに
全摘手術した可能性は考えられますか?

9月(上旬)日(〇)に、
改めて病理の結果を聞きに行くのですが、
充分なマージンをとった全摘手術なのか、
そうでない場合、
再手術できるのかを聞こうと思っています。

●腫瘍が壊死していると言われました。

血行性転移の確率は高いですか?

以上、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

「「全摘手術」でも、
充分なマージンをとらずに全摘手術した可能性は考えられますか?」

⇒全摘にマージンは(そもそも)ありません。
 ご安心を。

「●腫瘍が壊死していると言われました。血行性転移の確率は高いですか?」
⇒壊死と血行性転移は無関係です。

 
 


 

質問者様から 【結果3 】

Q&Aにたどり着いたのが私のターニングポイント
性別:女性
年齢:48
病名:悪性葉状腫瘍
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

田澤先生こんにちは。

2回もご回答いただきありがとうございます。

2回目は、
全摘したにも関わらず、
マージンの質問をしてしまい今読み返しても恥ずかしい限りです。
(マンモで出血や、壊死という言葉に気持ちが不安定でした)

全摘手術後、
悪性葉状腫瘍と診断がつき
3ヶ月ごとの診察
半年ごとの肺のレントゲン
で経過観察となりました。

気になった腫瘍の大きさは
45×40×40mmで、
思ったよりも大きくなっていませんでした。
これは、B病院の現主治医が、
手術日を早めていただいたおかげです。

ここで、表題の件につながるのですが、
私はA病院からB病院へ
転院しているのですが
A病院の医師に大変な不信感を抱いたからです。

●トリプルネガティブで、
術前抗がん剤 乳房温存しか治療方針を言わなかったこと

●ひどいことに、
告知時、
腫瘍のことや治療方針のことよりも、
脱毛対策の美容的な説明の方が長かったこと

●抗がん剤治療の日程をどんどん進めること

この時点で、田澤先生のQ&A
にたどり着いており、
「トリプルネガティブ先行手術」の記事を読み、ますます不信感が大きくなりました。

●そして後日、B病院に転院したい旨を言っても、なぜか止められたこと

●そして、とどめが、
B病院転院初日に
現主治医から「紡錘細胞がん」と初めて聞いたこと!!
A病院の時点で「紡錘細胞がん」と検査結果が出ていたのに、
私には言わなかったのです!

長くなってすみません。
田澤先生のQ&Aにたどり着かなかったら、きっと私、
A病院で術前抗がん剤をやっていたかもしれないんです。

本当にこのQ&Aに助けられました。
ありがとうございます。

悪性葉状腫瘍という怖い病気になってしまいましたが、
一日、一日、大切に過ごしてまいります。

乳房に悩みがあるすべての人が
このQ&Aにたどり着きますように。

田澤先生
これからもQ&A続けてください。

ありがとうございました。

<Q&A結果>