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超音波とマンモグラフィでひっかかりました

[管理番号:382]
性別:女性
年齢:42歳
海外在住です。
胸になんとも言い難い不快な痛みがあり病院に行ったところ、とりあえず超音波を受けるように言われました。(こちらではあまり触診はしません)
その時点でマンモグラフィは必要なしと言われていたのですが、いざ超音波を受けたら技師の方に「マンモグラフィとタモグラフィをすぐ受けて」と言われ、そのままマンモグラフィとタモグラフィも受けました。
結果疑わしいものがあるので万が一に備えて、biopsyを受けるよう言われています。とても不安です。
疑わしいところは超音波では黒く 、マンモグラフィでは白くなっていました。Bi-radsは0でした。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「超音波とマンモグラフィーで異常があり、生検(biopsy)を勧められている」ようです。
 それでは回答します。

回答

「疑わしいところは超音波では黒く、マンモグラフィでは白く」
⇒これは「通常の腫瘍」の所見です。
 40歳過ぎての「腫瘍」は「癌の可能性」も考える必要があります。
 是非、生検(biopsy)を受けてください。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、こんにちは。先日biophyの件で質問をさせていただいたものです。
火曜日に超音波とマンモグラフィでひっかかり、今朝biophyを受けに行ったのですが、受ける前の検査部位を確認する超音波では何も写らず、その場は騒然となり、責任者のドクターが出てきて、マンモグラフィで写っていたのはガンの可能性が高かったから、biophyを受けるように言ったが今の時点では何も写らなくて何が何だかわからないと。
しかし100%何でもないとは言えないからMRIを受けるように言われました。
こんなおかしなことってあるんですか?
最初の超音波とマンモグラフィで写ってたものは何だったのでしょうか?
混乱しています。
 

田澤先生から 【回答2】

 おはようございます。田澤です。
 海外の方ですね。
 「困った状況」ではありますが、(裏を返せば)「所見が(それ程)強くない」事は間違いなさそうです。(強い所見が「再現性が無い」とは到底思えないからです)

回答

「100%何でもないとは言えないからMRIを受けるように言われました。」
⇒妥当なところです。
 「存在診断」としては、これ以上は無いでしょう。
 もしも「MRIでも異常なし」となれば、経過観察となります。
 
「こんなおかしなことってあるんですか?最初の超音波とマンモグラフィで写ってたものは何だったのでしょうか?」
⇒(前回のメール内容で)「疑わしいところは超音波では黒く、マンモグラフィでは白く」となってましたので、『(通常の)腫瘍の所見』だと思いますが…
 あくまでも(可能性の話として)超音波では「脂肪を腫瘍と見間違い」マンモグラフィーでは(超音波の所見に引きずられて)「乳腺の濃い部分を腫瘍と見誤った」という事かもしれません。
 MRIの結果待ちではありますが、(MRIで異常が無かった場合でも)きちんとした「超音波での経過観察」は必要となるでしょう。