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境界型悪性葉状腫瘍

[管理番号:144]
性別:女性
年齢:43歳
3年半前に、良性の線維腺腫(2センチ)を手術で摘出しました。
手術した箇所にまた、シコリができ、診察に行き、マンモグラフィ、超音波、細胞診をして、結果が良性の線維腺腫との診断でした。
 
シコリの大きさが、4センチと大きかったため、先月に摘出手術をしました。
摘出した腫瘍を検査した所、境界型悪性葉状腫瘍 との診断でした。
 
三ヶ月後に、超音波と、診察の予定です。
葉状腫瘍だと、腫瘍より余分に切るとの事だったのですが、今回は、線維腺腫の手術でしたので腫瘍のみ、摘出でした。大丈夫でしょうか?
追加手術などは、しなくても良いのでしょうか?
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「線維腺腫だと思って摘出したら、境界悪性葉状腫瘍だった」という事だと思います。
 それでは回答します。

回答

「大丈夫でしょうか? 追加手術などは、しなくても良いのでしょうか?」
⇒私であれば、再手術します。
3年半前に線維腺腫として摘出した同部位に4cmもの腫瘍が再発した時点で、「葉状腫瘍」を疑わなければなりません。
※3年半前の腫瘍(良性の線維腺腫となっていますが)も、実は葉状腫瘍ではないかと思います。線維腺腫と葉状腫瘍(特に良性)は病理組織が区別しずらいのです。
 術前に「葉状腫瘍」を疑えば、細胞診は意味がありません。やるなら「針生検」です。
 

再手術を勧める理由

 「再発であること」「4cmという大きさ」「境界悪性」
 やはり、この3つのキーワードからしてmarginは1.5cm位は必要です。
 
◎葉状腫瘍の怖さは、「良性」や「境界悪性」の時点で、「完全切除」しないと、次に万が一再発した場合には「悪性」となる可能性があるのです。
 用心するに越したことはありません。

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