[管理番号:1147]
性別:女性
年齢:52歳
質問者様の別の質問新たな管理番号としました。 |
質問者様の別の質問質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。 |
メンテナンス中となっていたのに、早々に回答を知ることが出来不安が軽減しました
ありがとうございました
マンモグラフィ、超音波検査してくださった先生が何故患者に不安を与えるような事ばかり言うのか、そういう事例があって伝える義務があるからなのかわかりませんが、田澤先生は前向きに不安を煽るような回答をせず乳がんでも完治するんだと勇気を下さり先生の乳がん治療に対する自信から以前検査結果を見ていただいてホルモン療法の必要はないと仰って下さり信じて無治療を選択する事が出来、この選択は間違いではなかったと将来思える日がきっと来ますね
もしこの先再発、乳がんが出来た時は田澤先生の診察を受けたいと思ってます
質問ですが、しこりで見つかった非浸潤でも浸潤の可能性はあるということですが、浸潤であったとして小さいものなのでしょうか
温存の手術を受け、放射線照射したことで再発の心配はしなくていいでしょうか
しこりで見つかった非浸潤の全てが浸潤の可能性があったとしても田澤先生のホルモン療法はしなくても考えなくても問題ないということですか
しこりで見つかった非浸潤も、非浸潤として考えていいのでしょうか
引きつりについてもその先生は1年しても完璧には治らないと言われましたが、田澤先生の判断を信じて 放射線終了後2~3ヶ月したら引きつりの痛みも治まって来るんだと焦らずにいようと思います
田澤先生からみても私は完治と考えますか
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「マンモグラフィ、超音波検査してくださった先生」
⇒その医師は実際に術後患者さんをどの程度診療されているのでしょうか?
私の診療経験とは比較するだけ無駄です。
「早期発見に拘りつづけている」私の非浸潤癌の豊富な診療経験でも「非浸潤癌の
再発」ほぼ無いのです。
全く心配必要ありません。
「しこりで見つかった非浸潤でも浸潤の可能性はあるということですが、浸潤であっ
たとして小さいものなのでしょうか」
⇒あったとしても微小浸潤(T1mi)程度でしょう。
万が一、それであったとしても「再発のリスクを考える必要は不要」です。
「温存の手術を受け、放射線照射したことで再発の心配はしなくていいでしょうか」
⇒乳房内再発と(遠隔)転移再発は分けて考えてください。
温存乳房内再発は「浸潤とか非浸潤に関係なく」ある一定の確率(10年で5%程
度)で起こると言われています。
その意味では「質問者も温存乳房内に非浸潤癌が出る可能性」はあるかもしれませ
ん。
♯放射線科医から言われているとは思いますが
ただ(遠隔)転移再発は「起こらない」でしょう。
「しこりで見つかった非浸潤の全てが浸潤の可能性があったとしても田澤先生のホル
モン療法はしなくても考えなくても問題ないということですか」
⇒問題ありません。
「非浸潤癌」と言う診断は(もしかして見つからないだけで)「微小浸潤があるか
もしれない」ものまで含んだ診断と考えてください。
「しこりで見つかった非浸潤も、非浸潤として考えていいのでしょうか」
⇒当然です。
5mmスライスで非浸潤癌の診断でも「もしかして微小浸潤があるかもしれない」と
いう可能性は「しこりで見つかったものも、しこりでなかったものも」全く同等で
す。
「田澤先生からみても私は完治と考えますか」
⇒非浸潤癌で(遠隔)転移再発はありません。
非浸潤癌で「しこりで見つかったかどうか?」は気にする必要は全くありません。
質問者様から 【質問2】
回答ありがとうございました
遠隔転移の心配はなくなりましたが、温存手術の乳房内に再発する可能性が10年で
5%という数字が多いのかどうか分かりませんが、再発するかもという不安は無くなら
ないのでしょうか
温存手術の選択で良かったのかと色々考えてしまいます
私が考えすぎなのかいつまでも不安で、精神的に参ってしまいます
心身共に元の生活に戻る日が来るのでしょうか
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
乳房温存術は乳腺を部分切除して、『残した乳腺に放射線を照射」する治療法です。
それに対して乳房切除術は乳腺を全切除する治療法です。
乳房温存術は「乳腺を残す以上」残した乳腺に再度腫瘍が出てくる確率が「10年で
5%」と言われています。
それは「非浸潤癌でも浸潤癌でも一緒」です。
それが嫌なら「乳房切除」するしかありません。
それでも「残せる条件が整えば温存術を勧める」のは「残せるなら残したい」という
女性の要望に応えるためです。
回答
「心身共に元の生活に戻る日が来るのでしょうか」
⇒大丈夫です。
乳房温存術を選択した人は「乳癌になった方の60%以上はいる」訳ですから、「年間
数万人」いる訳です。
その人たちが一生悩みぬくようでは「乳房温存術は成り立たなくなってしまう」訳です。
質問者様から 【質問3】
何度も申し訳ありません
非浸潤の場合、ホルモン療法は必要ないと仰っておられ、田澤先生の患者さんにも
強く薦めないとお聞きし、安心してホルモン療法はやめました
今も間違いではないと思ってます
田澤先生は温存手術のシコリでの非浸潤の患者さんもおられたと思いますが10年間
で5%の確率で乳房内に癌が出来る可能性がある事も説明されると思いますが、それで
もホルモン療法は必要ないとどういう風に説明されているのでしょうか
毎日このQ&Aでいろんな方の質問、回答を読ませていただいてますが、皆さん再発
や転移、生存率など不安があるのだと思います。
私もいつまでも不安だらけで乳がんで亡くなった方がいると自分もそうなるかもと
怯えて、何も出来なくなります
胸にしこりがあるんじゃないかとビクビクしてしまいます
手術後3カ月経っても落ち着かないのは心配しすぎでしょうか
重複する内容もありますが、何でも聞いて安心出来たらと思ってます
よろしくお願いします
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
質問者は勘違いしています。
「温存乳房内再発」と「非浸潤癌での術後補助療法(ホルモン療法)」は全く意味が
違います。
乳房温存術は「シコリであろうとしこりでなかろうと」温存乳房内に「温存乳房内に
5%の確率で乳房内再発があります」
回答
「温存手術のシコリでの非浸潤の患者さんもおられたと思いますが」
⇒沢山います。
「10年間で5%の確率で乳房内に癌が出来る可能性がある事も説明されると思います
が、それでもホルモン療法は必要ないとどういう風に説明されているのでしょうか」
⇒質問者は「明らかな勘違い」をしています。
ホルモン療法は「遠隔転移再発のため」にしているのです。
もし「温存乳房内再発が心配」ならば、「乳房切除を選択」するしかありません。
ホルモン療法で「乳房内再発を予防する」訳ではないのです。
「皆さん再発や転移、生存率など不安があるのだと思います」
⇒「温存乳房内再発」は「遠隔転移再発とは異なり」生存率とは無関係です。
もしも(残念なことに)乳房内再発をしたら「乳房切除すると生存率は最初から乳
房切除した場合と同等」なのです。
★重ねていいますが、「温存乳房内再発が心配」ならば「最初から乳房切除を選
択」するしかありません。
術後にホルモン療法をすることは無関係です。
「手術後3カ月経っても落ち着かないのは心配しすぎでしょうか」
⇒そのような事はありません。
手術後1年位しないと、そのような心配から解放はされないのです。
「やるべき治療をすれば、いずれ心配からは解放」されます。
幸い人間は「忘れる生き物」なのです。
質問者様から 【質問4】
回答ありがとうございました
先生の回答で勘違いをしていたことが分かりました。
非浸潤の場合は遠隔転移はほぼ無いので、ホルモン療法は必要がないということな
ので、薦めない、乳房内に再び癌が出来る可能性があるのは、再発ではなく新たに出
来た癌と考えればいいということでしょうか?
温存手術で、乳房内に再び癌が必ず出来るとなれば、温存手術など薦めない、やる
意味がないということですね
まだまだ心配ばかりですが、田澤先生の回答は乳房内に癌が出来るとあまり神経質
に考える必要はないというように受け取りました。良いように解釈してるかもしれま
せんが
放射線治療が終わり、ホルモン療法はしないので、これからもきちんと定期検査を
受けていけば不安や心配は軽減され、普通の生活に戻れますか?
先生の豊富な経験が乳がんで不安な私にとって安心でいられる拠り所になっていま
す
何度も質問に答えていただけることに感謝しております
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
回答
「乳房内に再び癌が出来る可能性があるのは、再発ではなく新たに出来た癌と考えれ
ばいいということでしょうか?」
⇒「断端陰性」ですから、そのようになります。
「温存手術で、乳房内に再び癌が必ず出来るとなれば、温存手術など薦めない、やる
意味がないということですね」
⇒実際は低率です。
「これからもきちんと定期検査を受けていけば不安や心配は軽減され、普通の生活に
戻れますか?」
⇒その通りです。
時間が解決します。
質問者様から 【質問5】
沢山の質問に答えて頂き乳がんについて理解出来ました。
低率な出来るかもしれないという不安を抱えるより、非浸潤であったことに早期発
見で良かったと、きちんと定期検査を受けていけば大丈夫なんだという思いで、術後
検査結果も見ていただき田澤先生の仰ってくれた、心配ないという言葉やいつかは普
通の生活に戻れるんだと沢山の患者さんを救って来た経験を信じて1年は不安な気持
ちが治まらないと、不安でも普通なんだと思って頑張っていけたらと思います。
お忙しいなかくだらない質問にも回答してくださった事に本当に感謝しています
沢山の患者さんを救うため日々頑張っておられる田澤先生もお身体には気をつけて
これからも乳がんで不安な患者さんの為Q&Aを続けてください
本当にありがとうございました
また質問するかもしれませんが、その時はよろしくお願いします
田澤先生から 【回答5】
こんにちは。田澤です。
「低率な出来るかもしれないという不安を抱えるより、非浸潤であったことに早期発
見で良かったと、きちんと定期検査を受けていけば大丈夫なんだという思い」
⇒これこそ私が言いたかった事です。
例えて言えば「交通事故にびくびくして、道を歩けない」ようなものです。
普通に歩いていても「交通事故に巻き込まれてしまう」事もあるでしょう。
そんな事を気にして生きていても仕方がありません。 それ程低率なのです。
質問者様から 【質問6】
先日の感想で田澤先生に言いたかったことと仰って頂き、精神的のも前向きになり安
定剤を飲む事がほぼなくなりました。
本当にありがとうございます
質問ですが、手術した傷口付近に痒みがあるのですが、心配ないものでしょうか?
乳首や、乳房もたまに痒くなったり、痛くなったりしますが心配ないものでしょうか
引きつりはまだありますが、温めると痛みがあまりなく、最近のように朝晩肌寒い
と痛くなります。
温めた方がいいのでしょうか
引きつりは傷口から腰のあたりまであります。
放射線後から3ヶ月しないと治まらないと仰ってたので最近は気にしないようになり
ました
先日の某芸能人の乳がん手術がQ&Aにも影響があって、閉鎖されてとても心配にな
りました
ここで田澤先生に回答してもらうことで不安が解消する患者さんが沢山いるので再
開されて本当に良かったと思います
定期検査しても乳がんになると思わず、きちんと診断してもらえるよう定期検査は
して欲しいと思いました
田澤先生、お忙しいとおもいますがよろしくお願いします
田澤先生から 【回答6】
こんにちは。田澤です。
術後の症状ですね。
回答
「手術した傷口付近に痒みがあるのですが、心配ないものでしょうか?」
⇒心配ありません。
「傷は治癒過程では痒い(生体反応が起こるため)」ものなのです。(多かれ少なかれ)
「乳首や、乳房もたまに痒くなったり、痛くなったりしますが心配ないものでしょうか」
⇒これも心配ありません。
質問者の年齢から考えて、「女性ホルモンの刺激による」と思われます。
「温めた方がいいのでしょうか」
⇒その方が「血行も良くなる」のでいいと思います。
質問者様から 【質問7】
いつもありがとうございます。
田澤先生に回答していただいてから 精神的にも落ち着き最近
は安定剤を飲むこともなくなりました
乳房や乳首の痛みもホルモンによるものだと仰っていました
が、最近乳首がチクチク痛んだり、痒かったりします
これもホルモンによるものですか
テレビでタレントさんがチクチク痛んだと聞き、きになります
3ヶ月に1度診察で、手術後(6月11日、放射線治療8月13日終
了)検査はしていません
次は11月に診察です
検査はいつから始めたらいいのでしょうか
沢山の質問で大変なのにたいした質問で申し訳ありませんが
回答していただけたらと思います
田澤先生から 【回答7】
こんにちは。田澤です。
「最近乳首がチクチク痛んだり、痒かったりします」
⇒これは、女性ホルモンによる刺激です。
特に「乳頭」はホルモン刺激症状が起こる典型的な部位です。
「テレビでタレントさんがチクチク痛んだと聞き、きになります」
⇒お陰さまで「乳房痛を主訴とする患者さん」が外来に溢れています。
ただ、実際のところ「乳房痛は乳癌の症状ではありません」
某タレントのケースは「稀」と考えてください。(実際に因果関係がなく、偶然な
のではと思います)
「検査はいつから始めたらいいのでしょうか」
⇒11月から「3カ月に1回の診察、採血マーカー」がいいと思います。
質問者様から 【質問8】
お久しぶりです
先生に沢山の質問をし回答で今は、乳がんの事を忘れるくらいにまで落ち着く事が出来ました。
ありがとうございました。
けれど6月に手術してから今も手術跡が痛みます。
手を上げると脇がひきつったり、胸のひきつりもまだ下へ伸びて痛みがあります。
あまり気にしなくていいものでしょうか?
やはり1年2年と治まるまでかかるのでしょうか
気になってしまうので忙しいと思いますが、回答していただけたらと思います
よろしくおねがいします
田澤先生から 【回答8】
こんにちは。田澤です。
回答
「手を上げると脇がひきつったり、胸のひきつりもまだ下へ伸びて痛みがあります。
あまり気にしなくていいものでしょうか?」
⇒大丈夫です。
術後5カ月なら、「有る程度仕方がない」と思います。