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CT検査で乳がんと指摘された

[管理番号:1069]
性別:女性
年齢:70代
母が近くの病院で CT検査(造影剤を使用)を受けました。
目的は 咳が止まらなく 肺の検査をCTでやろうと進められ承諾しました。
後日検査結果を母が聞くと(家族は同席していません) 肺は綺麗でしたが
「左胸の外側に 白い点があるでしょ これ乳がんだから」と言われました。
母は3年前に胸が痛くて 隣町の総合病院で 乳がん検査を受けました。
マンモとエコーと触診です。 その時は 「異常なし」との診断でそのご検査を
受けていません。
住んでいる地域では 乳腺外科はありません。 
母は 友人も最近2名ほど乳がんになり 自分もなったと思い込み凹んで寝込んでいます。
ですが私としては この時点で 「乳がん」ときっぱり言われるのは疑問です。
近く紹介状を書くので 3年前に行った総合病院でヶ 乳がん検査を受ける様に
言われたそうです。 しかも 紹介状を書くのに1週間待たされます。
今回CTの目的も検査の順番も違うと思いますが この時点で いいきれるものなのでしょうか。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「造影CTで造影される」乳腺内の腫瘍であれば、年齢的には「乳癌を強く疑う所見」と言えます。(20代、30代であれば「線維腺腫も造影される」こともありますが…)
 ただ一つ気になる記載が「白い点があるでしょ」というところです。
 おそらくコメントしたのは内科医だと思いますが「粗大石灰化を誤認している」可能性も否定できません
 一方で(例え内科医だとしても医師として発言する以上)「乳癌ときっぱり断言する」以上は「自信がある発言」のように思えます。

回答

『私としては この時点で 「乳がん」ときっぱり言われるのは疑問です』
⇒CTだけで「断言」しているとしたら、問題があります。
 ただ、「造影効果がある、あきらかな不整形腫瘤」のような所見であれば、「確率は高い」とは思います。
 「お母さんは、しこりを自覚していない」のでしょうか?
 本人に一度聞いてみるといいです。