[管理番号:870]
性別:女性
年齢:39歳
再度精密検査をすべきか迷っています。
H26.11に人間ドックで、初めてマンもグラフィをしたところ、両胸に石灰化が認められましたが、この時は経過観察の判定でした。
H27.7に職場の集団検診の際、石灰化が気になっていたのと、母親が両側乳癌で手術したこともあり、不安に思い、オプションでエコーの追加検査をお願いしました。
三週間後の結果は、
マンモ→右胸石灰化経過観察、左胸所見なし
エコー→右胸嚢胞疑いクラス2、左胸乳房腫瘤19ミリ クラス3a
で、要精密検査の判定でした。
すぐに、マンモグラフィ読影認定士?のいる乳腺化を受診しました。再度マンモとエコーをしたところ、マンモの石灰化については、乳腺に沿ってなく、乳腺以外のところに散見していること、腫瘤部分は脂肪が入り込んでいるように見えること、エコーでもツルッとした楕円形で、良性の所見とのことでした。良性が明らかだから、針を刺す必要はないと思う。。痛い思いをする必要はない。どうしても心配なら、経過観察にしますかと。
先生がけっこう、はっきりとおっしゃったのと、良性とのことにほっとして、そのまま半年後の(先生は一年後で良いと言いましたが)
予約をして帰りました。
ですが、後になって、心配になってきました。良性判定、
経過観察で、癌を増大させてしまうケースもあるようですし、精密検査なのに、当初の検診と同じマンモとエコーのみであること、オンコロジ-センターの名前ですが、個人医院であることなど。
総合病院でもう一度精密検査をするべきでしょうか。
マンモとエコーだけで良性と判断できるなら、なぜ精密検査が必要と判定されたのか?
田澤先生のご意見を聞かせて下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
質問者は「超音波検診」は今回が初めてでしょうか?
もしも「以前にも超音波をしたことがある」のであれば、「新病変」ですが、「超音波自体初めて」であれば「昔から変わらず存在していた」可能性はあります。
回答
「エコーでもツルッとした楕円形で、良性の所見とのことでした。良性が明らかだから、針を刺す必要はないと思う」
⇒「線維腺腫(良性腫瘍)」を想像しているのでしょう。
確かに「癌の所見ではない」のかもしれませんが、「19mm」であれば、組織検査をしておいた方がいいと思います。
私の考え方では
30代後半で「もしかして、新しくできた可能性がある(以前から指摘されていた訳ではない)」腫瘍があれば、「組織診断しておいた方が安心」です。
「癌で無い」としても「葉状腫瘍」なども考えなくてはならないからです。
「総合病院でもう一度精密検査をするべきでしょうか」
⇒もし行く場合は、最初から「組織診断」してもらうつもりで行ってください。
MRIなど余計な画像診断の追加は不要です。