［管理番号:12830］
性別:女性
年齢:50
病名:浸潤性乳管癌　2.1cm　Grade3　HER2+3　ER 90%
症状:
投稿日:2025年06月20日

いつも的確な回答をありがとうございます。

カナダで治療中の50歳です。2024年12月、術前化学療法( アントラサイクリング、タキサン、ハーセプチンかと）を始め、5月の温存手術後、病理結果はCR 完全奏効でセンチネルリンパ節は0/2陰性でした。先週より術後療法のハーセプチンを始め、7月から放射線治療に入ります。

質問:

1. 放射線ドクターから、5日間の放射線を提案されており、ブーストであと5日プラスすることも出来るが、50歳という事でかならずしも必要ではないと言われました。
来週には決断しなければならないのですが、田澤先生ならどちらをおすすめされますか？

2. 放射線治療中のハーセプチンは、日本では同時にしないと聞きましたが、カナダのドクターは問題ないとのことでした。先生の見解はいかがでしょうか。

以上、宜しくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

1. 放射線ドクターから、5日間の放射線を提案されており、ブーストであと5日プラスすることも出来るが、50歳という事でかならずしも必要ではないと言われました。
来週には決断しなければならないのですが、田澤先生ならどちらをおすすめされますか？
⇒ブーストの必要はありません。（完全緩解なのだから当然断端陰性なのだから）

2. 放射線治療中のハーセプチンは、日本では同時にしないと聞きましたが、カナダのドクターは問題ないとのことでした。先生の見解はいかがでしょうか。
⇒併用しません。（心臓への負担を考えて）　

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
（回答が公開されてから２週間後）
2025/7/16
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質問者様から　【質問２】

TP53変異(リフラウメニ症候群疑い）
性別:女性
年齢:50
病名:浸潤性乳管癌　Her2陽性
ER陽性
症状:化学療法、温存手術、センチネルリンパ節生検が終わり、放射線治療待っているところです。
投稿日:2025年07月08日

こんにちは、いつもこんなにたくさんの質問に、時間を割いてくださり、本当に感謝しております。

前回、放射線の回数についてこちらで質問させていただきました。ブーストなしの5回放射線を受ける予定でおりましたが、遺伝子検査の結果、TP53変異と結果が出まして、現在、遺伝カウンセリングを待っているところです。

5年前に悪性リンパ腫に罹患し、完治しておらず、現在乳がん治療中です。母親が甲状腺癌、大腸がんに罹患したことを考えると、この症候群もあり得ることだと思います。子供がおりますので、今は、とても不安でいっぱいです。

質問したい事は、
1、TP53変異、もしくはリフランメニ症候群の場合、放射線は二次癌となる可能性がかなり高いと言うことで、行う事は避けると聞いたのですが、温存手術後の放射線ができない場合は、全摘手術が必須という理解で良いでしょうか？その場合、健側も取る方が推奨されていますか？

2、現在、知識を深めているところなのですが、日本でも私と同じような症例の方を受けられた事はありますでしょうか？

よろしくお願い致します。

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。

1、TP53変異、もしくはリフランメニ症候群の場合、放射線は二次癌となる可能性がかなり高いと言うことで、行う事は避けると聞いたのですが、温存手術後の放射線ができない場合は、全摘手術が必須という理解で良いでしょうか？その場合、健側も取る方が推奨されていますか？
⇒術前抗がん剤で完全緩解なのだから、放射線の省略（リスクを避けるために）も十分許容されます。

2、現在、知識を深めているところなのですが、日本でも私と同じような症例の方を受けられた事はありますでしょうか？
⇒ＱＡにはお一人いらっしゃいましたが（記憶にあります）診療したことはありません。

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（回答が公開されてから２週間後）
2025/7/24
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