[管理番号:12488]
性別:女性
年齢:51歳
病名:
症状:
投稿日:2025年02月16日
1年前に右乳房全摘出手術を受けました。
病理検査の結果は浸潤径7ミリ、切除断端の状態は陰性で癌は取り切れている、リンパ節転移なし、ki-67は1‐9%、ホルモン感受性あり、ステージ1Aでした。治療はタモキシフェン服用のみです。
先日1年ぶりに婦人科を受診し血液検査をしたところエストラジオール値が345pg/mlでした。1年前は10pg/mlだったので明らかに上がっています。婦人科の医師に乳がんのことを考えると今はGnRha薬を使って女性ホルモン値を下げた方が良いのではないかと提案されました。
タモキシフェンによる副作用はあまりなく手のこわばりが少しあるぐらいです。
GnRha薬は副作用として強い更年期症状や骨密度低下があるようなので心配です。この1年タモキシフェンの服用のみで過ごし体調も良かったのでGnRha薬の使用に不安があります。
こちらのコーナーで田澤先生が完全に閉経するまでエストラジオール値を測ることは無意味なのでしていないと仰っていました。私の乳がんの主治医もエストラジオール値を測ったことはありません。私はすぐにGnRha薬を使用しなければならないほど危険な状態なのでしょうか。
宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
今はGnRha薬を使って女性ホルモン値を下げた方が良いのではないかと提案されました。
⇒誤り。
LH-RHagonist併用をすべき状況は以下
1.「35歳未満」
2.(質問者のようにリンパ節転移陰性の場合で)OncotypeDXをしてRSが21~25の場合
3.(化学療法をした後)化学療法閉経から回復した場合
質問者は上記1~3どれにも当てはまらないので「LH-RHagonist併用は不要」です。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/3
***