[管理番号:12171]
性別:女性
年齢:44歳
病名:
症状:
投稿日:2024年10月25日
はじめまして。
先日定期検診のエコー検査で左胸にしこりが見つかり、マンモトーム生検の結果ガンであると診断されました。
9月(下旬)日のエコー検査時で1.5センチでした。
今年の1月にも脇に気になる部分があり受診してエコーをしましたが、その時は異常なしでした。
サブタイプはまだわかっていません。
担当の先生から、1月から9月の間に1.4センチの大きさになっているので、若干進みが早いと言われました。
マンモトーム生検の結果で、進行の度合い?が、1.2.3あるうち2だと言うことでした。
この場合、やはり進行性の可能性が高いのでしょうか?
サブタイプの結果も不安でたまりません。
子供もまだ小さく、不安な日々です。
お忙しい中申し訳ありませんが、先生のご意見をお聞かせいただけませんでしょうか?
よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
担当の先生から、1月から9月の間に1.4センチの大きさになっているので、若干進みが早いと言われました。
⇒これは「エコーの精度の問題」があるのでコメントは差し控えます。(無論1月にもあったと思います。ただそれが「見つけにくかった」という可能性が高い)
マンモトーム生検の結果で、進行の度合い?が、1.2.3あるうち2だと言うことでした。
この場合、やはり進行性の可能性が高いのでしょうか?
⇒全く無駄な考えすぎです。
あくまでも早期なのだから、普通に「早期発見、早期治療」すればいいのです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/11/15
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質問者様から 【質問2】
1.4センチの浸潤性乳管がん
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:
投稿日:2024年11月05日
田澤先生、お忙しい中ご回答ありがとうございました。
サブタイプがトリプルネガティブと判明し、とても不安な毎日です。
先日の受診でエコーをしたところ、脇のリンパに黒い楕円形のものが写り、少し腫れ気味とのことで細胞診をして結果待ちです。
もし、リンパ転移であった場合、他への転移の可能性があるのでしょうか?
最近、左側の鎖骨から肩や肩甲骨にかけての鈍痛やダル重い感じが続いていて、息苦しい感じもあります。
とても心配で、毎日眠れず色々と考えてしまいます。
私は元々パニック障害があり、過度な心配性なのは自覚しておりますが、怖くてたまりません。
大変お忙しい中恐縮ですが、先生のご意見をどうかよろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
もし、リンパ転移であった場合、他への転移の可能性があるのでしょうか?
⇒無関係です。
リンパ節転移は「リンパ行性=リンパ管を通っての転移」
遠隔転移は「血行性=血管を通っての転移」であり全く別物です。
リンパ節転移があるからといって遠隔転移があるわけでは無く、逆も真なり(リンパ節転移がないからといって遠隔転移がないとはいえない)
最近、左側の鎖骨から肩や肩甲骨にかけての鈍痛やダル重い感じが続いていて、息苦しい感じもあります。
⇒1000000000000%転移とは無関係です。
このQAや今週のコラムを少しでも見れば、これらの症状は「典型的なホルモン刺激症状」であることは一目瞭然です。
転移にこのような症状は絶対にありません。
ご安心を。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/11/21
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質問者様から 【質問3】
浸潤性乳管ガン
性別:女性
年齢:○
病名:
症状:
投稿日:2024年11月16日
記載し忘れた事があり、再度の投稿で申し訳ありません。お許し下さい。
現在の担当医から、このタイプのガンはしこりの大きさが1㎝を超えると転移してる可能性があると言われました。
言われた時は動揺してしまい、質問する余裕がなく聞けていませんが、後から微小転移の事を言っているのかなと思い…。
田澤先生はどう思われますか?やはりトリプルネガティブだと転移してる可能性はあるのでしょうか?
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
現在の担当医から、このタイプのガンはしこりの大きさが1㎝を超えると転移してる可能性があると言われました。
⇒この医者は!!!!
事実をきちんと伝えましょう。
私の経験上、(トリプルネガティブの初診時1cm大の乳癌で)遠隔転移がある確率は「1%以下」です!!
♯ 1%以下とはいえ0%ではないではないか? と思いますか??
確率的に無視できるのに、(そんな低確率なのに)何故、ワザワザ患者さんを心配させるようなセリフをいうのか???
これは(その医師の性格にも無論起因するとは思いますが)寧ろ明らかなのは、絶対的な「経験不足」です!!
その医師も、本当にたくさんの症例を経験すれば、その確率が無視する程度であることが解ることでしょう。
田澤先生はどう思われますか?やはりトリプルネガティブだと転移してる可能性はあるのでしょうか?
⇒上記コメント通り。
その医師の「下らない」経験不足からのセリフに悩む必要は全くありません!
しこり部分が痛んだり、リンパや耳下腺のあたりに神経痛のような感じがあり、股関節にも痛みがあります
⇒これは、100%転移とは無関係です。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/2
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質問者様から 【質問4】
浸潤性乳管ガン
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:
投稿日:2024年11月16日
サブタイプがトリプルネガティブで、現在MRIを終えてCT待ちです。
最近、しこり部分が痛んだり、リンパや耳下腺のあたりに神経痛のような感じがあり、股関節にも痛みがあります。
転移なのでは?と毎日不安でたまりません。
①これは、田澤先生がよくおっしゃる更年期によるホルモン症状なのでしょうか?
②しこりが見つかってからもうすぐ2ヶ月になりますが、トリプルネガティブで核グレード2ですが、この間にも進行してしまっている可能性はありますか?
お忙しい中申し訳ありませんが、ご意見よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
①これは、田澤先生がよくおっしゃる更年期によるホルモン症状なのでしょうか?
⇒極めて典型的なホルモン刺激症状です。(そもそも、そんな転移の症状はありません。 股関節痛もホルモン症状で極めて一般的です)
②しこりが見つかってからもうすぐ2ヶ月になりますが、トリプルネガティブで核グレード2ですが、この間にも進行してしまっている可能性はありますか?
⇒大丈夫です。
ご安心を。(経験不足の主治医に無駄に悩まされないようにしましょう)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/2
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質問者様から 【質問5】
浸潤性乳管ガン
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:
投稿日:2024年11月22日
お忙しい中ご回答ありがとうございました。
田澤先生のご意見を聞いて安心しました。
MRIとCTの結果、腫瘍は2㎝、脇のリンパ節が少し腫れているので細胞診をして次回結果がわかる予定です。他への明らかな転移はなしでした。
①エコーで1.5㎝だったのがMRIで2㎝というのは、初診から短期間で増大したのか、もしくはそのくらいの誤差は生じるのかどちらの可能性が高いですか?
②もし、リンパ節転移していた場合、免疫チェックポイント阻害剤を使用するといわれましたが、田澤先生はどう思われますか?
毎回、お忙しい中のご丁寧な回答に大変感謝しております。
ご意見よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答5】
こんにちは。田澤です。
シンプルに回答します。
①エコーで1.5㎝だったのがMRIで2㎝というのは、初診から短期間で増大したのか、
もしくはそのくらいの誤差は生じるのかどちらの可能性が高いですか?
⇒誤差というよりもMRIは(エコーで解りにくい拡がりを見るために行うわけだから)エコーよりも大きいのは寧ろ当然です。(それが全く同じならば、ワザワザMRIを撮影する意味がどこにありますか?)
②もし、リンパ節転移していた場合、免疫チェックポイント阻害剤を使用するといわれましたが、田澤先生はどう思われますか?
⇒全く勧めません。
無論、pembrolizumabを用いた術前抗がん剤のことを言っています。(それ以外では再発乳癌でなければpembrolizumabは使用できない為)
早期乳癌で(リンパ節転移があったとしても)pembrolizumabを含めた「術前抗がん剤」を勧めることは私は決してありません。
術前に「あれこれ」無駄に悩むのは、もう止めましょう。
とにかく手術先行、それ一択です。
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<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/12/22
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