[管理番号:12146]
性別:女性
年齢:69歳
病名:
症状:
投稿日:2024年10月08日
田澤先生 こんにちは
こういう場を設けて頂き本当にありがとうございます。
<経過>
2016・12月
0期だろうと言われたが、皮下乳腺全摘+センチネル
<病理結果>? 0.9×0.7cmの浸潤癌があった? リンパ節郭清なし? HER2 3プラス
<術後治療>? フェマーラ
2017・10月? 術後10か月で再発・肺に転移(2年後には肺の影は炎症痕だと思うと言われた)
? <検査結果>? 左胸部皮下に7×5×4mmの低エコー腫瘤→FNA:classV?
左腋窩に21mm台の腫大したリンパ節→FNA:classV
<CT検査>? 左肺上葉に結節出現→肺転移疑い
<PET検査結果>? 胸骨傍リンパ節がうすく光る? 肺は何も光らなかった(CTには6mmの影がある) ?
同時にPETで小腸ジストが見つかり、乳がん治療5ヶ月中断。? 小腸ジストは幸い初期で無治療。
2018・3月?ようやく乳がん治療再開。?中断の5ヶ月の間、局所のしこりは少しづつ大きくなるが、CTの肺の影は6mmのまま変わらず。
<治療内容>
ドセタキセル(6回で終了)、パージェタ、ハーセプチンを3週間に1回
2018・6月?<CT検査結果>?「局所の癌の形はなくなり、肺の影は残骸状態になっている。」と言われる。
2018・8月? 局所手術(乳房再発巣切除、腋窩サンプリング廓清術)
<病理検査結果>? 顕微鏡的にも癌が消失
その後胸骨傍リンパ節に25回放射線
2019・8月?<CT検査結果>? 肺の影は炎症だったのではないかといわれる
2022.11月
4年8ヵ月パージェタ、ハーセプチンを3週間に1回続けていたが、ハーセプチンだけをしていくことになる。
2023.11月
5年半続けてきたパージェタ、ハーセプチンを止める。
今は3ヶ月に一回のCT検査で経過観察
検査はCTを年3~4回受けてきましたがいつも異常なしです。血液検査もマーカーも毎月すべて基準内です。
CA15-3 5.3 CRP 0.05 CEA 0.5
今回、田澤先生にお聞きしてみたいことは
① もし最初から、肺の影が炎症痕だとしたら、私は転移はなく局所再発だけだったということになりますか?
② その場合、田澤先生だったら、どういう治療になりましたか?局所再発でもずっと(5年半)抗がん剤治療を受けることになりましたか?
③ 再発転移がわかった時、手術をしても無駄と言われましたが、お願いしてしてもらいましたが、これで良かったですか。
④ 抗がん剤は、担当医から、やめても、続けても、再発転移は誰にもわからないと言われ続けられました。今回抗がん剤を止めること、どう思われますか。
⑤ そして、今一番気になっていることは、今後も3ヶ月に1回勧められているCT検査です。被曝の影響が気になっています。
せめて、もっと間隔をあけてほしいとお願いしているところですが担当医は気にしなくていいとおっしゃっています。田澤先生はどう思われますか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
① もし最初から、肺の影が炎症痕だとしたら、私は転移はなく局所再発だけだったということになりますか?
⇒そう思います。
②その場合、田澤先生だったら、どういう治療になりましたか?局所再発でもずっと(5年半)抗がん剤治療を受けることになりましたか?
⇒anti-HER2 therapyは有効な治療だから行うとしても1年間でしょう。
③ 再発転移がわかった時、手術をしても無駄と言われましたが、お願いしてしてもらいましたが、これで良かったですか
⇒無論、そもそも「手術をしても無駄」という考え方が誤りだと思います。(そんなこと言う外科医は不要では??)
結果的に手術をしてよかったですね。
④ 抗がん剤は、担当医から、やめても、続けても、再発転移は誰にもわからないと言われ続けられました。今回抗がん剤を止めること、どう思われますか
⇒そもそも永遠におこなうものではありません。
⑤ そして、今一番気になっていることは、今後も3ヶ月に1回勧められているCT検査です。被曝の影響が気になっています。せめて、もっと間隔をあけてほしいとお願いしているところですが担当医は気にしなくていいとおっしゃっています。田澤先生はどう思われますか
⇒やり過ぎ!
3か月に1回検査するなら、むしろ腫瘍マーカーとしてCTは1年(せめて半年)でしょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/11/8
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