[管理番号:12136]
性別:女性
年齢:49
病名:乳癌リンパ再発、肺転移
症状:
投稿日:2024年10月16日
先生のYoutubeを見て、先生ならとご連絡させていただきました。
2020年8月 右乳癌の診断
○○医科大学にて事前に抗がん剤を行い、乳がん右乳房全摘手術を受けました。抗がん剤前にリンパに影があると言われていましたが、手術が終わった後、リンパには癌がなかったから、リンパ節郭清は行わなかったと伝えられました。
その後、タモキシフェンを5年予定で続け、手術後一年後に再建。
2024年7月 右乳癌再発:リンパ節再発、肺転移の診断
原発乳癌治療後4年近い再発であり、
原発はホルモン受容体陽性・HER2+も、リンパ節転転移はHER2 3+陽性(ホルモン受容体は陽性)。肺転移は血行性転移と考えられるとのことです。
8月からtrastuzumab + pertuzumab + docetaxel 治療を行っていましたが、
docetaxelにアレルギー反応が出でしまい、現在はハラヴェンを使っています。
先生に質問なのですが、今後肺転移のタイプを生検で調べたいのと、肺が奏功した場合に、リンパ節切除の手術ができないか、または放射線をすることができないかということです。
なるべくならCR状態に持っていきたいというのが希望です。
先生よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
先生に質問なのですが、今後肺転移のタイプを生検で調べたいのと、肺が奏功した場合に、リンパ節切除の手術ができないか、または放射線をすることができないかということです。
なるべくならCR状態に持っていきたいというのが希望
⇒当然CRを狙うべきです。
肺転移もあるので(どの程度なのか不明ながら)全身療法先行は誤りではないでしょう。
但し、(局所治療を駆使して)全ての病変をCRに持っていくという「ビジョン」をその担当医はもっているか?
★私の想像ですみませんが(経験上)それらの医師は「遠隔転移=治らない=漫然と薬を使うだけ=手術や放射線など考えもしない(『寧ろ効果判定のために病変は残しておいた方がよい』などと「ぬかす」輩も多い)
無論、質問者の担当医が上記タイプなのかは不明ですが、十分気をつけるべきです。
全身療法⇒肺がコントロールされる(もしくは画像上消失)⇒手術(腋窩郭清)⇒必要なら(画像上肺転移が残っているのであれば)肺へのtomotherapyも考慮
私であれば上記によりCRを狙います。
ご参考に。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/31
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