[管理番号:12014]
性別:女性
年齢:66歳
病名:
症状:
投稿日:2024年09月08日
いつも拝見させていただいております。ありがとうございます。
2年6ヶ月前、血性分泌が続き受診。
こちらで書かれていました乳管造影を希望しましたが、私が陥没乳頭のためできず、
造影MRIで白く写った所と、エコーで分泌液が出ていると思われる嚢胞が一致したためそこを部分切除。(温存手術と同様に大きめに切除)
結果4ミリの非浸潤がんでした。
その後の半年ごとのエコーで、先日嚢胞の中に、もやもやとした浮遊物?のようなものが写っていたため、造影剤MRIを撮ることになりました。
その結果をみて、悪いものであれば針検診等今後のことを相談しましょうとのことでした。
嚢胞は前回もありましたが、中に何かが写ったのは今回が初めてです。
手術で取った所辺りが硬くなっていて、今回指摘された嚢胞もその辺りです。
嚢胞に針を刺して検査することは大丈夫なのでしょうか?嚢胞が潰れて悪い細胞が散らばったりしないのでしょうか?
田澤先生の過去のご意見の中に嚢胞の中の液を調べても意味がないと書かれていたような(すみません、不確かですが)気もするので、
今後どのようにすればよいのか教えていただけますでしょうか。
MRIを撮ることは決まっていますので、その結果悪ければ針検診→悪ければ温存手術後なので全摘手術→病理検査となるのでしょうか。
2年半以上前ですが手術後の体液とか、異常のないもやもやの場合もあるのでしょうか?
また、エコーなどの全摘手術以外の方法で、それはわからないものでしょうか?
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
先日嚢胞の中に、もやもやとした浮遊物?のようなものが写っていたため、造影剤MRIを撮ることになりました。
その結果をみて、悪いものであれば針検診等今後のことを相談しましょう
⇒この「MRIを撮って」判断するというのは決して(私は)行いません!
MRIを診断目的で使うべきではないのです。(それはMRI的免罪符となってしまうからです)
メール表現「浮遊物」であれば、それは単に分泌液が固まっているだけであり「浮遊物=腫瘍」と考える必然性が無いと思います。
その判断は超音波でなされるべきであり、(MRIではなく超音波で癌が否定できないのであれば)組織診すべきでしょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/16
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