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皮膚再発の予後について

[管理番号:11990]
性別:女性
年齢:84歳
病名:乳がん
症状:皮膚再発
投稿日:2024年08月23日

初めて質問させて頂きます。
84歳の母に乳がんが見つかり、6月末に全摘とリンパ節郭清手術を受けました。
その際の術前の検査では、リンパ節転移あり、他は転移なし、トリプルネガティブ、ステージⅢa。
年齢的に抗がん剤はできないが、全摘で何とかなるとのお話でした。
ですが術後の診察で、皮膚に癌が広がっており取り切れなかったと言われました。
昨日から放射線治療が始まりましたが、術痕付近に皮膚再発をしており赤い水疱が出始めている状態です。
主治医は険しい表情ですが詳しいことは教えてくれません。

このような状態ですと、どのような予後をたどるのでしょうか。
また余命はどのくらいが望めるのでしょうか。
何か他にできる治療はございますでしょうか。
あれば転院させて頂きたいとも考えております。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

皮膚再発は(ちょうど、タイミング的に)本日「今週のコラム」に挙げたところです。(この回答は8月25日、日曜日午前11:55現在です)

皮膚に癌が広がっており取り切れなかったと言われました。
昨日から放射線治療が始まりましたが、術痕付近に皮膚再発をしており赤い水疱が出始めている状態

⇒その範囲次第ですが…

範囲が狭ければ「皮膚切除」追加と言う方法が無論あります。
範囲はどうなのでしょう?

範囲が広ければ照射しかありませんが、(84歳とはいえ)それが効かなければ抗癌剤(再発の場合には補助療法とは異なり抗癌剤の適応が無いわけではありません)を低用量で行うしか方法はなくなります。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/2
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