[管理番号:11900]
性別:女性
年齢:49
病名:浸潤性入管がん
症状:手術前検査で13mm、リンパ転移あり
投稿日:2024年06月30日
41歳の時に右側乳がん20mm、ki67が23程度、ホルモン陽性タイプ、リンパ転移なしで、おそらくルミナールAということで全摘後、リュープリン2年、タモキシフェン5年服用しました。
その後、従姉がHBOCと判明し、私も検査したところ、BRCA2と分かり、47歳で卵巣摘出しました。
49歳となり、6月に左に乳がんでき、13mm、リンパ転移が1つ、ホルモン陽性、ki67が22で、7月に手術します。
右は個人病院でしたが、左は遺伝性ということで大病院を紹介されここで手術します。
ところが、リンパ転移があるだけで、術前抗がん剤を薦められ、こちらのブログで勉強していたので、なんとか先に手術にできたものの、手術後も抗がん剤は必須と言われ困っています。
長くなりましたが、質問です。
レベルⅡまで郭清手術後、リンパ転移が4つ以上なら抗がん剤、転移が1から3ならオンコタイプして、RSが26以上なら抗がん剤、25以下なら、卵巣摘出しているのでアロマターゼ服用5年であっていますか?
ご回答よろしくお願いします。
担当医は、手術前に抗がん剤したら郭清は必要ないとか、手術後は抗がん剤必須で、
カペシタビンかエスワン、ベージニオを提示しています。手術前抗がん剤を断り、オンコタイプは自分で提案しました。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
レベルⅡまで郭清手術後、リンパ転移が4つ以上なら抗がん剤、転移が1から3ならオンコタイプして、RSが26以上なら抗がん剤、25以下なら、卵巣摘出しているのでアロマターゼ服用5年であっていますか?
⇒素晴らしい! その通りです。
但し一つだけ言わせてもらうと、(もしも術中所見でレベル2に転移を疑う所見があれば)レベル3までの郭清(鎖骨下郭清)もしてもらいましょう。
ただ一つ懸念事項は「担当医は、手術前に抗がん剤したら郭清は必要ない」と言っているような医師にキチンとした郭清手術ができるのか?(余談ですが)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/7/8
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質問者様から 【質問2】
HBOC今後の治療とインフルエンザ
性別:女性
年齢:49
病名:浸潤性乳管がん
症状:現在、手術後治療中
投稿日:2024年11月27日
お世話になってます。
7月に手術が終わりました。
浸潤19mm リンパ節転移4/11 グレード2 ER、PgR陽性、HER2陰性 ki67が40%
レベルⅡ郭清しました。
現在、EC3回終わり、あと1回。その後ドセタキセル4回、胸壁鎖骨上部の放射線1カ月を予定しています。
また、BRACA2なので、アロマターゼ5年服用の他に、リムパーザ1年間を勧められていますが、これは服用したほうがいいでしょうか?
また、10月にインフルエンザの予防接種を受けたのですが、両側乳がんで手術しているので、リンパに影響がないようにと脚に注射を受けました。今後も脚のほうがいいでしょうか?
いつも大変参考にさせてもらっています。よろしくお願いします。
1回目に質問させてもらったときに、手術前抗がん剤を勧める医師にきちんと手術できるのか心配してくださってましたが、手術後は1週間もドレーンが抜けず、未だに脇の感覚もにぶく、左指がひきつる時があります。
遠くなければ、先生の元で手術を受けたかったです。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
また、BRACA2なので、アロマターゼ5年服用の他に、リムパーザ1年間を勧められていますが、これは服用したほうがいいでしょうか?
⇒無論、適応があるので行うべきでしょう。
また、10月にインフルエンザの予防接種を受けたのですが、両側乳がんで手術しているので、リンパに影響がないようにと脚に注射を受けました。今後も脚のほうがいいでしょうか?
⇒腕でいいですよ。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/13
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質問者様から 【質問3】
BRCA2 薬疹後の治療について
性別:女性
年齢:50
病名:
症状:
投稿日:2025年09月05日
いつも大変ありがたく思っています。
2024年7月にレベル2郭清の左全摘後、EC4回、DTX4回が4月に終わりました。
5月に胸壁鎖骨上部の放射線治療を20回終了
5/(中旬)からレトロゾール開始
BRCA2のため、6/(下旬)からリムパーザを開始
リムパーザ開始後1ヶ月では、白血球3.17、血小板9.3と低いものの体調は良好でしたが、8/2から熱が出始め、8/5から発疹が出始め、38℃以上の高熱を熱冷ましで下げながら様子を見るように言われ、8/(中旬)の診察で白血球1.39、ヘモグロビン10.6、血小板3.6と発疹が酷いので、リムパーザ休薬となりました。
その後、薬疹が酷くなり8/18から入院してプレドニン50/日投与で症状が治まり、今は35/日で様子を見ています。
主治医は、薬疹の原因は特定できないが、リムパーザが怪しいので、プレドニンが0になった段階で、レトロゾールとベージニオの服用を提案しています。
BRCA2ですが、リムパーザを減薬ではなく、休薬でベージニオ2年でいいでしょうか。
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
いつも私が口酸っぱく?言っていることですが…
術後補助療法では決して、リスクを冒してはならない。
私からみると、今回の主治医の対応は遅すぎる(最初の血小板が低下している段階で中止すべき)
「発熱」→さらには「血小板3.6万+発疹が酷い」で、ようやく中止ということに危機感を感じます。
↑
これは再発治療で「どうしてもこの薬で押すしかない」という場合でさえも、「遅すぎる」と思います。
リムパーザを減薬ではなく、休薬でベージニオ2年でいいでしょうか。
→(減薬して)リムパーザ再開など「とんでもない!!」
それ位ひどい薬疹だったわけだから、むしろ「ベージニオ」導入も慎重にすべきでしょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/23
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