[管理番号:11841]
性別:女性
年齢:47
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2024年06月07日
田澤先生、こんにちは。
オンコタイプDX、浸潤径などを考慮した総合的な予後について質問です。
①オンコタイプRS20、浸潤径7㍉と、オンコタイプRS20、浸潤径20㍉と予後(再発率)は違いますか?オンコタイプは浸潤径は関係ないとしていると思いますが、7mmでも20mmでも、同じ結果がでるという認識でいるが、この認識で間違えないでしょうか?
オンコタイプは抗癌剤をするかしないかの判断材料の一つとしてとらえるという考え方でよいか?
③以前に浸潤径6~7ミリの方にルミナールBでも抗がん剤はすすめないとQAで見ましたが、かなり以前のQAだったので、オンコタイプDXが保険適応になった今、この考え方は、変わってくるのでしょうか?
浸潤径の大きさは、重要という見方は、継続されるものなのでしょうか?
④浸潤径7mm×6mm、pt1bN0M0f。ER.Pgr強陽性、ki67.25%
抗癌剤は必要と考えますか?また、リュープリンは必要と判断しますか?
あまりにも沢山の情報があふれ、必要以上に恐れることがあると思います。このQAで勉強して、正しく捉えたいと思いで質問しました。宜しくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
①オンコタイプRS20、浸潤径7㍉と、オンコタイプRS20、浸潤径20㍉と予後(再発率)は違いますか?
⇒その通り、7mmと20mmではステージは同じとは言え「ステージが予後と関係する≒大きさが予後と関係する」ことは当然と言えます。
オンコタイプは浸潤径は関係ないとしていると思いますが、7mmでも20mmでも、同じ結果がでるという認識でいるが、この認識で間違えないでしょうか?
⇒その通り
オンコタイプは抗癌剤をするかしないかの判断材料の一つとしてとらえるという考え方でよいか?
⇒そもそも「それこそ」が存在意義ですよ。
③以前に浸潤径6~7ミリの方にルミナールBでも抗がん剤はすすめないとQAで見ましたが、かなり以前のQAだったので、オンコタイプDXが保険適応になった今、この考え方は、変わってくるのでしょうか?
浸潤径の大きさは、重要という見方は、継続されるものなのでしょうか?
⇒5mm以下であれば抗がん剤の適応がないわけで「線引きは難しい」ながら小さい場合には抗癌剤を勧めないことは事実です。
④浸潤径7mm×6mm、pt1bN0M0f。ER.Pgr強陽性、ki67.25%
抗癌剤は必要と考えますか?また、リュープリンは必要と判断しますか?
⇒OncotyepDXをして、その結果に従っては如何でしょうか?
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/6/17
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