[管理番号:11591]
性別:女性
年齢:47
病名:
症状:
投稿日:2024年02月06日
いつもこのサイトで勉強させていただいております。ありがとうございます。
昨年9月に右胸全摘、ステージ1でタモキシフェンを服用しています。
術後3ヶ月ごとにエコーで経過観察しているのですが、今回反対の左胸に前回(11月時のエコー)見られなかった影があり、水分のようだけど形が気になるからと、細胞診をすることになりました。大きさは5mmほどとのことです。
以前も細胞診クラス3→マンモトーム生検で確定診断となったこともあり、結果待ちの日々がしんどく、今回は早く白黒つけたい気持ちがあります。
ご質問
①この時点で生検を希望したいのですが、やはり細胞診のプロセスは必要と思われますか?
②もともと左胸には嚢胞があり、その大きさをチェックしていましたが、3ヶ月で新たにできるものなのでしょうか?
③タモキシフェンによる健側の予防は期待できるものなのでしょうか?
片方あるし…と全摘に迷いはなかったのですが、両方の可能性が出てきたとなると、
気分が落ち込み、少しでも情報が欲しくなってしまいます。
お忙しい中申し訳ありません。先生のご意見、コメントをいただけますと幸いです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
以前も細胞診クラス3→マンモトーム生検で確定診断となったこともあり
⇒話は横道にそれますが…
「これ自体が異常なこと」です。
癌を細胞診でクラス3しか出せない様では(私に言わせれば)乳腺外科医を名乗らないで欲しい!!
以上は、愚痴ですが…
①この時点で生検を希望したいのですが、やはり細胞診のプロセスは必要と思われますか?
⇒意味なし。
組織診断で「100%」確定診断すべきです。
②もともと左胸には嚢胞があり、その大きさをチェックしていましたが、3ヶ月で新たにできるものなのでしょうか?
⇒それは「ありえる」し、(もしかすると)「嚢胞にまぎれて」見逃されていただけかもしれません。
③タモキシフェンによる健側の予防は期待できるものなのでしょうか?
⇒数値上無論「幾らかの効果」はありますが、当然ながら「絶対」ではありませんよ。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/14
***
質問者様から 【質問2】
細胞診結果の所見とクラスについて
性別:女性
年齢:47
病名:
症状:
投稿日:2024年02月20日
先日はご回答いただきありがとうございました。
結局細胞診をしたのですが、結果またも「クラス3」でした。。。
所見は下記です。
核腫大、核濃縮を示す異形細胞からなる集塊がみられ、配列の乱れ、アポクリン化生を伴う。
悪性を否定できない。組織学的な精査を希望する。
前回の右胸の流れから考えて、もう悪性だと思ってしまいます。
1週間後にマンモトーム生検です。無理言っても先に組織検査をしてもらえばよかったです。
#432のコラムでもおっしゃっていますが、”このクリニックに通っていたばかりに”という思いになってしまいました。
かかりつけ医は、先生の人柄(丁寧、穏やか、分かりやすい)や通いやすさなども大きな決め手ではあると思うのですが、
「先生の腕」を信用できないことがこんなにもストレスなのかと感じています。
質問です
①クラス3なので良性の可能性もあると言われたのですが、この所見で良性の可能性はあるのでしょうか?
②マンモトーム生検は比較的手技の差によらないとのことでしたが、このタイミングで病院を変えることは妥当でしょうか?
何度も申し訳ありません。ご回答どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
①クラス3なので良性の可能性もあると言われたのですが、この所見で良性の可能性はあるのでしょうか?
⇒もしも私が細胞診をしてクラス3なら、それは「100%間違いなく、良性」です。
それは癌を細胞診してクラスⅢとなることはあり得ないからです。
ただ、何度も(愚痴で)言いますが「細胞診が下手な医師のクラス3が良性とは限らない」ことはご理解いただけていますか???
②マンモトーム生検は比較的手技の差によらないとのことでしたが、このタイミングで病院を変えることは妥当でしょうか?
⇒妥当です。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/3/4
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