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左脇の下のしこり

[管理番号:723]
性別:女性
年齢:38才
34才位から左脇の下にシコリができては
いつの間にか消えて又できてを
繰り返しています。
丁度脇を閉じたくぼみあたりです。
触れると痛みがあり大きさは
縦3センチ 横1.5センチです。
そのしこりは、皮膚ごと掴んで
浮きます。
お願いします。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「脇の下の痛いしこり」ですね。

回答

「34才位から左脇の下にシコリができてはいつの間にか消えて又できてを繰り返して」「皮膚ごと掴んで浮きます」
⇒可能性は3つあります。
 ①副乳(の乳腺症)
 乳腺同様に、(脇の下にある)副乳も「女性ホルモンの影響を受けて」張りが出たり、萎んだりをします。
 「張りのある時期の」副乳は疼痛もあります。
 副乳は(胸部の乳腺とは異なり、皮下脂肪が少なく)皮膚と密着しているので「皮膚ごと持ちあがり」ます。
 ②粉瘤(皮膚の毛孔にできるしこり)
 これは皮膚の角質が貯留して「時に腫大し、炎症性に大きく」なります。
 皮膚にできる「でもの」なので、「皮膚ごと持ちあがり」ます。
 ③汗腺の炎症
 汗を出す腺組織が(腋窩部の皮膚に)ありますので、「炎症を起こし易い環境にある」ので、これが「炎症性腫大をしている」可能性はあります。
 
○腋窩リンパ節では無さそうです。
 リンパ節は「皮膚の奥深くにある」ので、皮膚ごと持ち上げることは通常困難です。
 凄く皮下脂肪が少ない方では「皮膚ごと持ち上げる事が可能」ですが、それでも「皮膚からは離れている感覚」となります。