[管理番号:9557]
性別:女性
年齢:32
病名:石灰化
症状:
投稿日:2021年7月9日
不安な気持ちで過ごしているので、思い切って質問をさせて頂きます。
先日の健康診断で受けたマンモに引っかかりました。
カテゴリー4、石灰化との事です。
エコーはカテゴリー2(嚢胞)、
初めて受ける病院でした。
一年前に別の病院で自費で乳がん検診を受けた際に初めてマンモをやり、結果石灰化はあるけど問題なしと言われていました。
今回またその病院に健康診断で引っ掛かった旨を伝えマンモとエコーを受けたのですが、前回から少し石灰化が増えているねと言われただけでした。
安心してなにも聞かず帰ってきてしまったのですが?…?
線維腺腫と思われていたものが実は悪性の可能性はありますか?
今回健診でカテゴリー4なのに?…?と不安になって来ました。
前回と比べて問題なしとの判断なのか、元々の石灰化も問題ありで一年前も見逃されていたのでしょうか?
乳腺専門のクリニックでマンモの見逃しはありえますか?
健康診断のエコーではカテゴリー2なので、明らかに問題のあるしこりはなかったと思って良いでしょうか?
マンモカテゴリー4、エコーカテゴリー2と言う差もどういうことなのか気になります。
カテゴリー4で、再度マンモとエコーをして針生検等なしで良性判断はよくあることでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「マンモカテゴリー4、エコーカテゴリー2と言う差もどういうことなのか気になります」
⇒「何ら」不思議ではありません。
マンモとエコーでは「得意分野がはっきり異なる」のです。
1.しこりの場合
エコーでカテゴリー4 マンモでカテゴリー1 は「よくあること」
2.石灰化の場合
マンモでカテゴリー4 エコーでカテゴリー1 もまた「よくあること」です。
★つまり エコーは「小さなしこりに強い(マンモで発見できないものもエコーなら分かる)」けど「石灰化には弱い(石灰化はマンモグラフィーでないと殆どわかりません)」のです。
「カテゴリー4で、再度マンモとエコーをして針生検等なしで良性判断はよくあることでしょうか?」
⇒カテゴリー4の石灰化はST-MMTをしなくてはいけません。
それをせずに無罪放免となっている理由は(おそらく)以下の2点 1.検診の読影医がカテゴリー4と評価したが、(その病院の医師は)「カテゴリー4ではない、せいぜい3だな」と判断している。
2.1年前のマンモより多少増えているとはいえ、(その変化が十分に「小さい」ため)「癌ぽくないな」と判断している。