[管理番号:7638]
性別:女性
年齢:84歳
病名:
症状:
お忙しいところ恐れ入れますが宜しくお願い致します。
84歳の母が浸潤性乳菅癌と診断されました。
右C領域29㎜.ER-Jscore3b.PgR-
jscore3b.HER2-score1.MIBI
index20%.リンパ節その他には今のところ転移はないそうです。
医師からは全摘を勧められていますが糖尿病の他持病もあり、昨年菌血症で入院した際認知症も進んでしまい体力的な面以外にも術後生活水準を維持できるのか不安に思っています。
先生でしたらどのような治療を勧められますか?
本人は普段は乳癌であることを忘れているのですが、話をした時は理解をし明確に手術を拒んでいるので、ホルモン療法なども考えているのですがどのくらいの効果が得られるでしょうか?手術以外にも有効な治療方がありましたらそれも教えて頂きたいです。
どうぞ宜しお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
このようなケースでは「ホルモン療法」が一般的です。
ただし、平均寿命を考えたときに、いずれ、効果が無くなり、「あの時(手術できるうちに)手術しておけばよかった」と後悔するシーンもしばしば見てきました。
私であれば、「局麻で手術」を勧めています。(29mmなら可能では?)
何年間もホルモン療法飲み続けるより「1回でお終い」にしたほうがいいのではないでしょうか?
★無論、標準治療(全麻下の全摘もしくはマージンを十分につけた部分切除)よりは局所再発率は高いですが、(平均余命の長い)若い年代よりは「局所再発率も許容できる」と思います。
質問者様から 【質問2 】
持病あり認知症の高齢者治療について
性別:女性
年齢:母親84歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:
1ヶ月後全摘手術をすることになりました。
1ヶ月前に針で検査をした時より明らかに腫瘍が大きくなっているように思うのですが、この短期間に病状が進む事もあり得るでしょうか?母のタイプはルミナールaとbのボーダーと言われ比較的増殖スピードが早いのではと不安に思っています。
手術までの期間にホルモン剤を投与してもらった方がいいのか考えていますが、先生はどのように思われるますか?
お忙しいところ恐れ入れますが宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「手術までの期間にホルモン剤を投与してもらった方がいいのか考えていますが、先生はどのように思われるますか?」
⇒1か月では無意味。
3か月位(手術待ちがあれば)なら、投与してもいいでしょうが。