[管理番号:6829]
性別:女性
年齢:54歳
病名:
症状:右乳頭からの透明な乳頭分泌だけです。
初めてメールいたします。
(甲信越)県に住む者です。
先日、一ヶ月前に乳癌検診でエコーとマ
ンモグラフィを受けて、エコーでは異常なしでしたがマンモグラフィで再検査の用紙が来ました。
エコーは主人の会社の健康診断を使いマンモグラフィは市の健康診断を使いました。
同じ総合病院で受けました。
封筒は封印してあって中身は確認できません。
最寄の病院がいくつか書いてありそこで再検査を受けるように書いてありました。
実は、8年位前から右乳頭から単孔だと思いますがしぼると少量の透明な分泌物が
出、毎年エコーと2年に1回マンモグラフィを受けていました。
最初に気づいた時は、エコーで乳管内に腫瘤があると言われ針を刺して細胞を取りましたが異常なしでした。
それからは
分泌物はだぶんなかったと思います。
気づきませんでした。
しかし、2年前に再び分泌物に気づき、その時はエコー検診で右腫瘤陰影と言われました。
分泌物の細胞検診もし異常なしでした。
去年は分泌物があるもののでたりでなかったりで、エコーもマンモグラフィも異常なしでした。
ずっと異常なしで大丈夫だろうと思っていたのですが今度の再検査で
心配になりネットで調べていたところ先生のブログに行き当たり単孔の分泌物の話しを読み心配になりました。
専門の乳腺科のある総合病院にかかろうかと思っていますが先生が進めている乳管造影はだぶんしていないようです。
近くにこのような検査をする病院もないようです。
自分の場合は、このまま総合病院の一般の検査で大丈夫でしょうか。
ご返事を頂けたら幸いです。
それと、10年以上まえから甲状せん疾患で二日に一回メルカゾールを飲んでいます。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
メール読みました。
結論から言えば…
全く問題ありません。
まず重要な観点は「マンモグラフィーはスクリーニング検査(病変がありそうか、なさそうか?)」であり、「エコーこそ、精密検査」なのです。
つまり、同一医療機関で「マンモとエコーを行い、マンモで異常ありでもエコーで異常無なら、それで解決」なのです。
「先日、一ヶ月前に乳癌検診でエコーとマンモグラフィを受けて、エコーでは異常なしでしたがマンモグラフィで再検査」
→全くナンセンス!
エコーで異常なしという時点でマンモで要精査とする必要がありません(石灰化以外)
♯石灰化は「唯一」エコーで見えない所見です。
★つまりマンモの要精査の原因が「石灰化」であれば、ST-MMTをすればいいし、「それ以外(局所的非対称性陰影とか、腫瘤疑いなど)」なら「エコーで正常なのだから」要精査とする必要が無い。
「2年前に再び分泌物に気づき」
→大した意味はありません。
受診の必要がある(乳管内病変である可能性がある)のは以下の全ての条件を満たす事です。(それ以外は全く気にしないようにしましょう)
1.単孔性である。
2.継続性(「毎日、絞ったら必ず出る」ことが「3か月以上継続」すること)
★もしも上記1および2を満たすのであれば、市川を予約してください。
質問者様から 【結果2 右乳房の石灰化】
性別:女性
年齢:54歳
病名:石灰化
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
その節はお忙しいなかさっそくのご返事ありがとうございました。先日、乳腺外科のある総合病院で検査をうけてきました。エコーでは所見なしでしたがマンモグラフィーで石灰化を指摘されました。かすかな小さい点みたいな石灰化がある範囲に6ヶ所ぐらいパラパラと散らばっていました。
担当の先生は、多分大丈夫、念のため半年後に検査、その時に異常がなかったら1年にいっかいの検査で大丈夫だと言われました。乳頭からの分泌物は甲状せんの薬メルカゾールの影響だと言われました。石灰化のことはメールで先生に指摘され初めて思いいたりました。長年分泌物のことばかり考えていました。
いろいろな症状が出てくることがあるとわかりました。
しっかりと検査をうけていかなければと思いました。
先生には本当にすぐにご返事をいただき心強かったです。
本当にありがとうございました。
<Q&A結果>