［管理番号:6567］
性別:女性
年齢:53歳
初めて質問させていただきます。
よろしくお願いいたします。
私は今年（2018年）３月　左乳乳癌の宣告を受け
現在、術前化学療法中です。
乳がんのタイプはHer2タイプ（ホルモン陰性）
腫瘍の大きさは３センチ弱
リンパ転移あり（他臓器転移なし）
stage２ｂ
との診断を受けています。
EC療法の４クール目を終了し、
来週、水曜よりドセタキセル＆ハーセプチンに入る予定です。
（これを４クールの予定）
実は、EC２クール目を終わって２週目あたりから
左手手首が痛みだしました。
点滴は左手で受けていますが、手首の痛むところ（ぐりぐりのある辺り）とはかなり離れたところ（もっと肘より）で毎回受けています。
当初、主治医に相談したところ、乳がんとは関係ないので
もし気になるなら、整形へいくように言われました。
街の整形外科に行って、事情を話しレントゲンを撮ってもらいましたが、
とくに骨に異常はない様ですと言われました。
しばらく様子をみていましたが、痛みが消えません。
むしろ、ひどくなっています。
不安になったので、再度、病院に確認しましたが
血管痛？かなぁ・・・？と看護師さんがこたえるだけで
先生は様子をみてくださいとしかおっしゃいませんでした。
なのでまた様子をみていますが
一向によくなりません。
化学療法室の看護師さんが次回から点滴を右手にかえてみましょうとおっしゃってました。
血管痛を心配してのことだと思います。
この痛みは骨転移ではないでしょうか？
手首をひねる動作でかなり痛みます。
化学療法前の検査では転移はなしということでしたが
検査から化学療法が始まるまで2週間ありました。
その間に転移したということはないですか。
素人考えでおかしいこと言ってるかもしれませんが
不安でしかたありません。
どうぞ、田澤先生の率直なご意見をお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「この痛みは骨転移ではないでしょうか？」
→それは１００００００％ありません。
　骨転移が体の末梢で起こることは絶対にないのです。
　☆骨転移はまず、体幹部（脊椎、骨盤）や肋骨が好発部位となります。
　　上腕（特に肩関節に近い部位）に骨転移が起こることはありますが、「前腕（所謂「二の腕」）」に起こることは稀であり、（さらに）「手首」など全くありえないことです（断言します）
「手首をひねる動作でかなり痛みます。」
→普通にその部位の炎症（血管炎からの波及？）だと思います。
　
　点滴は逆からしましょう。
 
 

 

質問者様から　【質問２　手首の痛み】

性別:女性
年齢:53歳
先日は回答を頂き、ありがとうございました。
骨転移ではないということで、安堵いたしました。
次のドセタキセル＆ハーセプチンは右手で受けてきました。
そこで
再度、質問をさせて頂きます。
ただ今、上記点滴を受け１０日目にあたります。
左手首の痛みはまだおさまりません。
そればかりか、一昨日辺りから左肩甲骨から左腕、脇の辺りが張り、少し痛みも感じます。
（左腕は伸ばすと筋が張って痛む感じは以前からありました）
白血球数が一番低下すると言われた時期ですが、
これもまた抗がん剤の影響でしょうか。
また手首の痛みが血管痛からの波及？であった場合、対処法がありますか？
再度、整形外科？に行くべきでしょうか。
前回、骨には異常はないと言われたので、ぐりぐり周辺の筋を診てもらう？（筋が痛い）
それとももうしばらく様子をみるべきでしょうか。
乳がんの診断をうけ、化学療法中は本当に何でも不安になります。
このつたない文面だけではわかりにくいかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。
「そればかりか、一昨日辺りから左肩甲骨から左腕、脇の辺りが張り、少し痛みも感じます。」
→ホルモンの刺激かもしれません。（化学療法閉経の時期ですね？）
「また手首の痛みが血管痛からの波及？であった場合、対処法がありますか？」
→休めるしかありません。
　冷却もいいでしょう。
「再度、整形外科？に行くべきでしょうか。」
→整形外科でも、「どうにもならない」と思います。