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妊娠中 しこりの変化

［管理番号:5072］
性別:女性
年齢:31歳
初めまして。
現在、第三子を妊娠中（妊娠21週）の者です。
20歳の頃から右乳頭部の真下にしこりがあります。
その当時、外科にて針を刺し細胞を調べてもらった結果、1cmの乳腺線維腫と言われた記憶があります。
それから、乳腺専門のクリニックにて半年毎の検査、ここ数年は一年毎の検査をして頂いています。
平成29年1月（非妊娠時）には、マンモグラフィーと超音波にて異常なし。
しこりの大きさも7～8㎜で少し小さくなってると言われました。
そのほか、小さなしこりもありそうでしたが、特に説明は受けませんでした。
ただ、最近しこりのある右胸に違和感を感じます。
おっぱいの張りとと
もにしこりのある部分が痛み、上下に動くとズクンと違和感が生じます。
少し触れただけでも気になります。
自己検診では、乳頭奥の方にしこりを感じますが、周りの組織が硬く痛くて、しこりが動くのかどうかも分からなくなりました。
その他に触れるしこりはありません。
妊娠期にしこりが大きくなったり、痛みが出たりということはありますか？
それとも、違和感がある時点で、再診して頂いた方が良いのでしょうか？
10月中旬（臨月）に定期検診予定なのですが、その時期まで待っても大丈夫でしょうか？
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「妊娠期にしこりが大きくなったり、痛みが出たりということはありますか？」
⇒線維腺腫はホルモンによる刺激で痛くなったり大きくなったりします。
　
「それとも、違和感がある時点で、再診して頂いた方が良いのでしょうか？」
⇒痛みはあまり気にしないようにしましょう。
　様子をみて十分です。
「10月中旬（臨月）に定期検診予定なのですが、その時期まで待っても大丈夫でしょうか？」
⇒其の間は自己検診して「シコリの大きさだけ」に注意しましょう。（痛みは無関係）
 
 

 

質問者様から　【質問２】

妊娠中 しこりの変化
性別:女性
年齢:31歳
以前、妊娠中のしこりについて質問した者です。
現在、妊娠23週です。
あれから、やはり違和感が大きいのと乳汁が出始めたのが気になってしまい外科（乳腺外科ではありません）を受診し、エコーのみしていただきました。
すると、以前からあったしこりのみ確認でき、他に気になるものは見当たりませんでした。
ただ、1月の定期検診の際に7～8ミリだったものが、半年で1.75×1.5センチまで大きくなっておりました。
（1人目も2人目も妊娠中にしこりの大きさがこれ程、変化することはありませんでした）
形は楕円形、境界明瞭であり、技師さんから、以前からあるしこりと同じものだという説明を受けました。
医師からは気になるなら授乳が終わった後に針で刺して検査してみても良いけど、と言われました。
そこで、再度質問です。
●今回のしこりの増大は妊娠が関係しているのでしょうか？
●妊娠中といえども乳腺線維腫が半年で1センチも大きくなることがあるのでしょうか？
正常の範囲内と考えて安心しても大丈夫でしょうか？
●1人目、2人目とも乳汁が出ることがなく、しこりの変化もほぼなかったにも関わらず、3人目のみ大きな変化があります。
これは、加齢や女性ホルモンの影響でしょうか？
●10年前に細胞診したしこりを授乳後に再度検査する必要がありますか？
●しこりが大きくなったということはしこりの成分（？）が変わったということでしょうか？
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。
妊娠中に線維腺腫が大きくなることは、珍しい事ではありません。
「形は楕円形、境界明瞭であり、技師さんから、以前からあるしこりと同じものだという説明」
⇒以前とは「１０年前」ですよね？
　さすがに、心配する必要はないようです。
「●今回のしこりの増大は妊娠が関係しているのでしょうか？」
⇒それは、ありそうです。
「●妊娠中といえども乳腺線維腫が半年で1センチも大きくなることがあるのでしょうか？」
「正常の範囲内と考えて安心しても大丈夫でしょうか？」
⇒そもそも、昔から殆ど変化がないシコリ（楕円形）を気にする必要はないと思います。
　形状が変化したのなら「葉状腫瘍」の可能性を考えるとしても、現時点ではそうでもないようです。
「●1人目、2人目とも乳汁が出ることがなく、しこりの変化もほぼなかったにも関わらず、3人目のみ大きな変化があります。これは、加齢や女性ホルモンの影響でしょうか？」
⇒毎回同じではありません。
「●10年前に細胞診したしこりを授乳後に再度検査する必要がありますか？」
⇒どうしても「心配」ならば、してもいいかもしれませんが、
　１０年前から「良性」とされていたシコリが今更「悪性だった」などという心配は不要です。
「●しこりが大きくなったということはしこりの成分（？）が変わったということでしょうか？」
⇒ホルモンによる感受性の変化と捉えるべきです。