[管理番号:74]
性別:女性
年齢:30歳
初めて投稿します。
1週間前に左胸の脇近くにしこりみたいなものを発見して、今日検診に行きました。
マンモグラフィーとエコー検査を行い、その結果恐らく針生検を行ったと思います。
医師からの説明は、癌って言っていいのかう~ん違う様な、でもマンモグラフィーにうつってるから…と説明を受け結果を待つよう言われました。
その他言われたのが、逆側の胸も乳腺症が多数みられ30才でこんなに多い人は、経験上仮に今回癌でなくても将来絶対なると言われました。
予防等はと尋ねた所、今更遅いと言われてしまい、正直結果も出ていないのにすごく不安です。
そもそも、乳腺症が多い事で癌の確率が上がってしまうのでしょうか?
一応身内に癌の人はいません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
曖昧な言い方をされて、さぞ不安だと思います。
それでは回答します。
回答
「乳腺症が多い事で癌の確率が上がってしまうのでしょうか?」
⇒そんなことはありません。 「(異型を伴わない)純粋な乳腺症では、乳癌リスクはありません」
科学的根拠に乏しく、私には賛成できません。
「乳腺症は女性ホルモンの影響による線維化や乳腺委縮、乳管過形成などの状態」であり、病気ではありません。
「逆側の胸も乳腺症が多数みられ30才でこんなに多い人は、経験上仮に今回癌でなくても将来絶対なる」
⇒私は全く不賛成です。
「乳腺症は未来永劫、乳腺症」です。絶対に癌にはなりません。
※時々「乳腺症として経過を見ていた人が乳癌と診断された」みたいな話がありますが、それは「最初の時点で針生検すれば最初から乳癌と判明していただけの話です」
◎今回、針生検された「しこり」の組織検査結果は、もちろん今の時点では予測できませんが、「マンモで写っているから乳癌」なんてことは勿論ありません。
診察した医師も「画像診断に確信が無い」のだと思います。
※いずれ大事なことは、「今回の針生検の結果、細胞異型が無かったら、将来的な癌のリスクは無い」ということです。
逆側に「乳腺症所見が沢山ある」ことは何の関係もありません。