[管理番号:3779]
性別:女性
年齢:30歳
ネットで乳がんの事について調べているうちに先生の事を知るようになりました。
心配事があるので、ご回答いただけると嬉しいです。
今年2月頃からたまに右胸横(脇下辺り?)
ぐらいがチクチクとした痛みがあり少ししこりのようなものがあると思ったので、総合病院の乳房外科にて乳がん検診を初めて受けました。
若いからマンモグラフィはせずに、超音波検査のみしました。
やはり思っていた場所にしこりがありましたが、先生曰くそれは嚢胞だと。
でもそれが痛みの原因ではないと思うと言うことでした。
ガンの心配はないとの事で安心して帰りました。
やはりそれからもチクチクとした痛み(しこりに触れなくて普通の状態のときに痛みます)前より痛みがチクチクではなく、ズキズキぐらいに変わってきたので、気になり10月に入り別の乳腺外科に行きました。
また乳がん検診を受け、今度は3Dマンモグラフィと超音波検査を受けました。
結果超音波の時に先生が「良性だと思うけど、しこりがあるから念のため細胞検査しておくね」と言って細胞を抜かれました。
前に検査を受けた時はそのような事はしなかったのに…と不安になりました。
何故良性って分かるの?年齢的なもの?医学的なもので言ってるのか?
とにかく不安で仕方ありませんでした。
検査が終わり最後に先生の話で「マンモグラフィでみてもしこりのようなものがある。
とりあえず検査結果を後日聞きに来てください」とのことでした。
しこりは14mmだったように覚えてます。
(不安で気が気ではなく何を話されたのか少し覚えていません…)
これは大丈夫なのでしょうか?
やはりその先生もしこり=ズキズキした痛みは直接関係ないと言われておりました。
なぜ細胞検査までしたのか不安でたまりません。
来週結果を聞きに行くのですが、それまでの日がずっと心配で…
若いと進行も早いと聞きました。
この文面からすると先生からしましたらどのように判断されますか?
悪性の可能性もありますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
まず印象ですが…
「細胞診をする」ことに対しての認識の違いがありそうです。
我々は決して「疑わしい物」だけを厳選して細胞診しているわけではありません。
皆さんの認識の中に「細胞診を勧められる=癌?」みたいなイメージがあるようですが、それは違います。
(このままでも大丈夫だけど)「確認しとこう」という軽いノリで行います。
本当に癌を疑う場合には(軽々しく)「良性だと思うけど」などとは決して言いません。
「結果超音波の時に先生が「良性だと思うけど、しこりがあるから念のため細胞検査しておくね」と言って細胞を抜かれました。」
⇒言葉通りだと思います。
深読みするのは止めましょう。
「何故良性って分かるの?年齢的なもの?医学的なもので言ってるのか?」
⇒(ある程度は)超音波画像で判断できます。
「これは大丈夫なのでしょうか?」
⇒画像所見についての情報(形状、辺縁など)が無いので、コメントしようがありませんが…
担当医の言葉を信じて良さそうです。
「なぜ細胞検査までしたのか不安でたまりません。」
⇒ここの認識の違いです。
我々にとって「細胞診まで」するという意識はありません。 「細胞診くらいしておくか」程度なのです。
「若いと進行も早いと聞きました。」
⇒それは「デマ」です。
そんなことはありません。
そもそも「癌の可能性は低そう」です。
「この文面からすると先生からしましたらどのように判断されますか?悪性の可能性もありますか?」
⇒担当医の反応から類推すると…
線維腺腫の可能性が高そう(年齢も考慮すると)です。