［管理番号:3700］
性別:女性
年齢:52歳
田澤先生宜しくお願いします。
今日、術後の病理結果がでました。
腫瘍の大きさ、2.1×2.8
ホルモンレセプター.＋
HER2.ー
ki67.20～25%
センチネルリンパ転移なし、
リンパ節郭清していません。
右胸、全摘です。
主治医が言うには、ステージ2a、ルミナールＢ。
ki67 14%以下ならルミナールA、30以上ならBで抗ガン剤ですが、
微妙な%なのでどーするか悩んでいるけど、すすめててる感じです。
それと本人が決めて下さいともいわれました。
オンコタイプ？みたいなので、詳しく調べる方法があると思うとこちらから言ったら知らないといわれたので、
エーてかんじです。
先生は、抗ガン剤が必要だと思いますか？
またルミナールAとＢのホルモン剤や抗ガン剤は何を使用すればいいのか？
よければ教えていただきたいです。
それと、主治医がセンチネル生検の時センチネルの色がかわらなかったから転移してないのだろう、てきな事を言っていたのですが、どー言うことでしょうか？
一応はセンチネルをとって、手術中には、
調べてあるという事でしようか？
その結果、
転移はなかったという事ですか？これは主治医に聞いた方がいいですか？
くだらない質問で申し訳ありませんが、
宜しくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
Ki67 20～25％ならば「グレーゾーン」とはいえ、ルミナールＡとして「ホルモン療
法単剤」でいいと思います。
もしも気になるならば「Oncotype DX」してみましょう。
「主治医がセンチネル生検の時センチネルの色がかわらなかったから転移してないのだろう、てきな事を言っていたのですが、どー言うことでしょうか？一応はセンチネルをとって、手術中には、調べてあるという事でしようか？その結果、転移はなかったという事ですか？」
⇒「センチネルリンパ転移なし」という記載からは、そう思います。
「色素で染まってはいなかった」（から、断定はできない）けど、（位置的に）「一番それらしい」リンパ節を「センチネルリンパ節と仮定」して調べて「陰性だった」というような印象です。
質問者様から 【質問２】
9月末頃、抗ガン剤は必要か？で質問したものです。
ki67がグレーゾーンのため、抗ガン剤をするか悩みましたが、
先生のホルモン療法単独での言葉を信じノルバデックスを飲んでいます。
年齢からいくと、このまま閉経を迎えると思いますので、その後は、フェマーラになると思います、そこで質問ですが、ノルバデックスとフェマーラを合わせて5年がいいのか？
ノルバデックスの飲んでいる期間は、省いてフェマーラ5年でいいのか？
今は10年飲む方がいいような事をネットでみましたが、
何年飲む方がいいのでしょうか？
それとフェマーラは副作用が強いイメージがありますが、
フェマーラのかわりになる閉経後のホルモン療法はありますか？
薬は1日のうちでいつ飲んだ方がいいですか？がん細胞に薬の効き目がよく聞く時間帯があればその時間に飲みたいと思います。
ここに質問される方に比べれば、たいした質問ではありませが宜しくお願いします。
そしてこのQ&Aの中で先生がよく言っておられる
治療しても再発する群だけはイヤですが、こればっかりは誰もわからないことなので、悩んでもしかたがないので、
治療しなくても再発しない群
治療をして再発をまのがれる群に入る事だけを願って、前向きに頑張っていきます。
今度先生に質問する時は転移再発したときと決め、
そのような事がない事を願います。
田澤先生、ありがとうございました。
田澤先生から 【回答２】
こんにちは。田澤です。
「ノルバデックスとフェマーラを合わせて5年がいいのか？ノルバデックスの飲んでいる期間は、省いてフェマーラ5年でいいのか？今は10年飲む方がいいような事をネットでみましたが、何年飲む方がいいのでしょうか？」
⇒基本的には タモキシフェン⇒（最終月経後1年以上経過）⇒アロマターゼインヒビターで5年（ノルバデックスを何年内服しても）
○アロマターゼインヒビターの5年 vs 10年では10年が有効であることは解りましたが（今週のコラム40回目 AI投与は5年より10年の方が優れているを参照のこと）
タモキシフェンからのスイッチのデータではありません。
「それとフェマーラは副作用が強いイメージがありますが、フェマーラのかわりになる閉経後のホルモン療法はありますか？」
⇒同じアロマターゼインヒビターでは
①アナストロゾール
②エキセメスタン
抗エストロゲン剤として
③トレミフェン
「薬は1日のうちでいつ飲んだ方がいいですか？がん細胞に薬の効き目がよく聞く時間帯があればその時間に飲みたいと思います。」
⇒何時でもいいです。
眠気の出る人には「夜内服（飲んで直ぐには寝ないように ♯胃に悪いため）」を勧めています。