[管理番号:3190]
性別:女性
年齢:39歳
3年前の妊娠中に右脇にしこりを見つけました。
しばらくして消えましたが、半年程前に再び右脇にしこりを見つけました。
乳腺外科では副乳かな?と言われ特別気にしていませんでした。
硬くなったり柔らかくなったりしています。
最近になって右脇のしこりが痛むようになってきました。
右腕にもダルさや痺れがあります。
1年に1度乳癌検診を受けており、乳房にはしこりなどなく異常を指摘されたことはありません。
脇のしこりは3年前の発見時と去年の検診時に診てもらっただけです。
先生も副乳か?脂肪か?と言った感じで悪いものとは言われませんでした。
最近になって右脇のしこりが痛むようになってきたり、右腕のダルさや痺れは乳癌や、乳癌による転移が脇にあるのでしょうか?
心配し過ぎでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
一言「全く心配なし」で済んでしまう話ですが…
何故余計な心配をされるのか、悲しくなります。
「脇のしこり」については「妊娠中に発達」「硬くなったり柔らかくなったり」「医師から副乳かな?」という経過から、『誰がどう考えても副乳』です。
しかも
「脇のしこりが痛む」「右腕のだるさや痺れ」
⇒これを乳癌だと思うのですか???
明らかに「女性ホルモンによる刺激症状」です。
私の外来には「全く同じ症状の女性が1日に最低5人」は押し寄せる(診察の上、
「女性ホルモンによる刺激ですね」と繰り返しています)のに、質問者の周りには
「同様の方がいない」のですか?
◎39歳、「副乳」「脇~腕、背中にかけての痛みや痺れ」 典型的な「女性ホルモンによる示義気症状」です。
私の提案ですが、中学かなんかの「保健体育の授業」で「30歳代後半から閉経期にかけては、(女性ホルモンの刺激症状で)脇~腕、背中にかけて痛みや痺れがでることが多い」と教えてあげるといいですね。
「最近になって右脇のしこりが痛むようになってきたり、右腕のダルさや痺れは乳癌や、乳癌による転移が脇にあるのでしょうか?」
⇒全く「とんでもない発想」です。
1000%ありえません。
「心配し過ぎでしょうか?」
⇒その通りです。
全く心配ありません。
ご友人などに「同様の症状の方」がいらっしゃると思いますよ。