［管理番号:2974］
性別:女性
年齢:37歳
先生はじめまして。
このサイトにすごく勇気をもらっています。
少し質問したいことがあります。
私は手術前の検査で石灰化が5センチくらいに広がっていて全摘しました。
手術前は非浸潤がんの可能性だったんですが手術後の病理検査で　2.5ミリ微小浸潤していて低リスクの乳頭腺管ガンでした。
ホルモン両方50%以上　HER2マイナスで1月からノルバデックスとゾラデックスのホルモン治療しています。
主治医からステージとか聞けなくて。
私のステージは何ですか？再発が恐くて不眠症みたいになってしまいました。
私はガンのことばかり気にしないで普通に生活しても大丈夫でしょうか？
これを食べたらまたガンになってしまうかも？とか考えてしまい
大好きな甘い物とか無理に食べずにいてすごくストレスみたいに感じている自分もいて。。
先生からアドバイス頂きたいです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1a(2.5mm), pN0, pStage1
文句なしの超早期癌です。
「ノルバデックスとゾラデックスのホルモン治療しています。」
→pT1a(2.5mm)でLH-RHagonistの併用は、やり過ぎでしょう。
　担当医は、おそらく「37歳」という年齢から併用を選択しているのだとは思いますが、
ASCOの2016ガイドラインでは（年齢の記載はなく）「low risk では行うべきではない」となっています。
 
「私のステージは何ですか？」
→ステージ１です。
　それにしてもpT1a(2.5mm)は「再発など心配する」必要はありません。
 
 

 

質問者様から　【質問２】

田澤先生おはようございます。
1週間前に微小浸潤2.5ミリ乳頭腺管ガンで質問させてもらいました。
(病理結果を詳しく載せさせて頂きます。
リンパ節転移0個、脈管なしでした)よくこちらの質問でみなさんが言われているki67というのは調べていません。
あと少しだけ質問させて下さい。
いまいちまだ理解ができていなくて初歩的な質問になってしまいますがすみません。
石灰化が5センチ広がりがあって2.5ミリの微小浸潤ガンが見つかったということは2.5ミリしこりになっていたということですか？
37歳で乳ガンになってしまいましたがしっかりホルモン治療したら根治できるのですか？
若い場合は根治は期待できないのでしょうかか？乳ガンになってしまった場合食生活が悪いとかよく聞きますが食生活はどうしたらいいですか？田澤先生のアドバイス頂けたら自信がつくと思うし　頑張って前を向けると思うのでよろしくお願いします。
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。
「ki67というのは調べていません。」
⇒不要です。
　Ki67は、そもそも「化学療法の適応の参考」とするためのものです。
　質問者は「微小浸潤で化学療法の適応外」なので「何の役にもたちません」
 
「石灰化が5センチ広がりがあって2.5ミリの微小浸潤ガンが見つかったということは2.5ミリしこりになっていたということですか？」
⇒乳管内に発生した癌細胞」が「乳管内を増殖」して拡がっています。
　この段階が「非浸潤癌」です。
　増殖しているうちに、その中で「浸潤癌が発生」します。
　その大きさが「2.5mm」だということです。
 
「37歳で乳ガンになってしまいましたがしっかりホルモン治療したら根治できるのですか？」
⇒その確率がかなり高いです。
 
「若い場合は根治は期待できないのでしょうかか？」
⇒本気で「若い場合、乳癌が根治できない」などと本気で思っているのですか？
 
「乳ガンになってしまった場合食生活が悪いとかよく聞きます」
⇒そんなことは全くありません。
　乳癌と食生活は「殆ど関係無い」です。（胃癌とか、大腸がんは関係ありますが…）
 
「食生活はどうしたらいいですか？」
⇒普通にしてください。