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ご質問させてください。

[管理番号:2605]
性別:女性
年齢:44歳
おはようございます。
44歳女性 閉経前のものです。
28年1月(下旬)日手術施行
左乳房全摘手術+センチネルリンパ生検+エキスパンダー挿入
浸潤性入管癌  130mm(13cm)
核異変度 低
ホルモン受容体等 ER:陽性  PR:陽性
ハーセプチン受容体 陰性
センチネルリンパ節陰性
ステージ Ⅱ
今後の治療方針は化学療法3か月、その後ホルモン剤の内服をしていく
ものということで
入院は3月(下旬)日からとなっています。
質問は2点です。
①私の場合オンコタイプDX ではどのような結果が予測されるのでしょうか?
②また、今更主治医にオンコタイプDXをおねがいできるのでしょうか?
ご回答のほどよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT3, pN0, luminal, NG1
「①私の場合オンコタイプDX ではどのような結果が予測されるのでしょうか?」
⇒luminal typeで大人しいのでlowとなりそうです。
 質問者の場合は「浸潤径」が問題となると思いますが、Oncotype DXでは考慮されません。
 因みにSt. Gallen 2015では「luminal Aでの化学療法の適応」で「腫瘍径は考慮していない」との意見が63%を占めています。
 
 
「②また、今更主治医にオンコタイプDXをおねがいできるのでしょうか?」
⇒できます。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

その後主治医と相談してオンコタイプDX検査をすることになり、
現在結果待ちをしております。
先生のご意見をお聞かせください。
私のような乳がんのタイプは、検査結果から抗がん剤治療を受けるか否かの判断を、
具体的にどのように判断されるでしょうか?
ご返答のほどよろしくお願いいたします。
(先日、先生からのご返答をいただき、思い切って主治医にオンコタイプDXについて相談してみました。
すると、あなたのような乳がんタイプは検査が有効でしょうとおっしゃっていただきました。
本当にありがとうございました。)
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「私のような乳がんのタイプは、検査結果から抗がん剤治療を受けるか否かのかの判断を、具体的にどのように判断されるでしょうか?」
⇒RS(recurrence score)の値です。
 17以下ならば「行わない」、31以上ならば「行う」ということです。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

たびたび申し訳ありません。
先日ご返答いただいた
「17以下ならば「行わない」、31以上ならば「行う」ということです」
とありましたが、17から31までの数値が出た場合の判断はどのようなものになりますでしょうか?
また、私自身がどのように判断できうるものなのでしょうか?
やはり主治医と相談のもと、ということになるのでしょうか。
私は化学療法の副作用が正直怖いですし、一人娘が年少さんといこともあり、化学療法を行うことに後ろ向きでもあります。
もちろん31以上の数値が出た場合はうけるべきですので覚悟はできています。
ご返答のほどよろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「17から31までの数値が出た場合の判断はどのようなものになりますでしょうか?」
⇒それを「中間リスク」といいます。
 結果が「中間リスク」と出た場合に「どうするのか?」は常に悩みの種となっています。
  
「また、私自身がどのように判断できうるものなのでしょうか?
やはり主治医と相談のもと、ということになるのでしょうか」
⇒その場合には、(それ以外の因子で)「担当医と相談して決める」ことになります。