[管理番号:2561]
性別:女性
年齢:42歳
以前に2度か3度質問回答でお世話になりました。
自分の質問ページを探せませんでしたので改めて質問させて頂きます。
宜しくお願い致します。
両側乳ガン左側ステージ
2右側ステージ1にて術前化学療法を選択にて、効果あり。
(途中、術前化学療法を選択した事を心配で質問しておりました。
途中検査にて確認後、毎回エコー検診で確認をして治療を続けました)昨年12月に両側全摘出にて手術を受け、術後の病理は左側ステージ1右側ステージ0でした。
術後の治療方針はハーセプチン投与9ヵ月、ホルモン療法5年間の予定にて只今ハーセプチン2回目投薬を終えた翌日となります。
前日のハーセプチンと同時にホルモン療法も開始予定をたてておりましたが、
思いの他ハーセプチン単剤の投薬が辛く、術前の抗がん剤の時と同じ様な副作用が出てしまい、今回まだホルモン療法は、体調を見てから始めましょうと見送りました。
副作用は、治まりだしていた、しびれや痛みの再開。むくみ。倦怠感。
異常な程の食欲などがあります。
これにプラスして今迄になかった足の膝のズキズキした痛みと、腰の骨もズキズキ、キリキリと痛み、歩く事も厳しかった日もありました。
腰が曲がり、お婆さんの様な動きになり、思う様に体が動かせなかったりします。
骨が痛い?と感じるので徐々にこれは、もしかすると骨転移なのでは?と感じてしまったりしています。
せっかく手術も成功して、前向きに社会復帰も早くしたいなと考えれる様になっていたのに、ハーセプチンを投薬してからは、痛みやむくみ倦怠感、不安にかられてしまって、また凹に逆戻りです。
先生にお伺いしたい質問は、この骨の痛みは、もしかすると骨転移の可能性があるのか?という事と、
ハーセプチンやホルモン療法を断念した場合の危険度についてです。
(グレード3増殖率高い、顔つきは不良でした)
後に構えているホルモン療法の副作用もまた怖いです。
どちらももう嫌だという思いになってしまった場合、治療を中止する事はやはり駄目でしょうか?
出来る限りは治療を続けたいと思ってはいますが、うまく付き合っていけるかが不安でなりません。
まずその前に骨転移しているのでは?という思いが頭をよぎります。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「先生にお伺いしたい質問は、この骨の痛みは、もしかすると骨転移の可能性があるのか?」
⇒全くありません。
心配なのは解りますが…
乳癌はそう簡単には転移しません。(しかも、最近まで化学療法をしていたわけです)
症状が全く違います。
「ハーセプチンやホルモン療法を断念した場合の危険度について」
⇒これは考え過ぎです。
ハーセプチンに「そのような症状」はありません。
きっと、「以前の化学療法のデジャブ」だと思います。
「グレード3 増殖率高い、顔つきは不良」
⇒心配する気持ちは解りますが…
もう「術前化学療法」も「手術」も終了した訳ですから、そろそろ「そんな些細な事」は忘れてしまいましょう。
「後に構えているホルモン療法の副作用もまた怖いです。」
⇒ネットの見過ぎです。
きっと「ホルモン療法の副作用がつらい」というブログが「星の様に」あるのでしょう。
実際に、もし「ホルモン療法の副作用は大した事が無い人」はブログを書いていないだけであり、実数としては(比較すれば)「銀河系の数ほど」に存在します。
「どちらももう嫌だという思いになってしまった場合、治療を中止する事はやはり駄目でしょうか?」
⇒私は、かなりの数の「抗HER2療法」を行っていますが、「ハーセプチン単剤ができなかった」人の記憶が全くありません。
「うまく付き合っていけるかが不安でなりません。」
⇒考え過ぎです。
「まずその前に骨転移しているのでは?という思いが頭をよぎります」
⇒100%ありません。