Site Overlay

全摘出後の出血について

[管理番号:2456]
性別:女性
年齢:66歳
母が非浸潤がんと診断され、○○日に全摘出しました。
翌日に出血が多く、主治医から、もしかしたら再手術になるかもしれないと言われたようです。
このようなことは頻繁に起こるものなのでしょうか。
私は仕事のため主治医に話を聞くことができなかった為に質問させていただきました。
もう一つは、手術時には浸潤部分が見られなくセンチネルリンパ節への転移もありませんでした。
その場合は、術後の治療はしなくても大丈夫なのでしょうか。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「翌日に出血が多く、主治医から、もしかしたら再手術になるかもしれない」
「このようなことは頻繁に起こるものなのでしょうか。」
⇒そんなことはありません。
 術後の(出血による)再手術など、私はここ3年位(その間500件以上は手術している事になりますが…)1例もありません。
 
「もう一つは、手術時には浸潤部分が見られなくセンチネルリンパ節への転移もありませんでした。
その場合は、術後の治療はしなくても大丈夫なのでしょうか。」
⇒病変全体に浸潤部分が無い(非浸潤癌)で「乳腺全摘」であれば、「根治」であり
「術後療法は一切不要」なのです。