[管理番号:2174]
性別:女性
年齢:46歳
はじめまして、
46歳(独身)です。
11月末に右皮下乳腺全摘+センチネルリンパ節生検+エキスパンダー手術をしました。
手術後病理結果が出て
大きさ 35ミリ 粘液癌、拡がり脂肪
リンパ管侵襲 Iy++、脈管侵襲 V0、リンパ節転移 0
断端/陰性、ER/陽性、PGR/陽性、HER2/1+
手術前の針生検では、手術+ホルモン療法がいいのでは、と言われたのですが、
手術後の病理結果で抗がん剤(TC)+ホルモン療法がより転移・生存率が高くなると言われました。
出来れば、副作用の多い抗がん剤なしのホルモン療法のみで進められたらと思うのですが、いかがでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
pT2(35mm), pN0, luminal type
「手術前の針生検では、手術+ホルモン療法がいいのでは、と言われたのですが、手術後の病理結果で抗がん剤(TC)+ホルモン療法がより転移・生存率が高くなると言われました。」
⇒(術前と術後で)治療方針が変更となった理由は何ですか?
「ルミナールタイプ」で「リンパ節転移無」なので、「化学療法の適応」となる理由としては「Ki67が高値だった」ということでしょうか?
○つまり
(術前針生検)Ki67低値:ルミナールA ⇒ホルモン療法のみ
(術後病理) Ki67高値:ルミナールB ⇒ホルモン療法+抗がん剤(ルミナールBで行う抗がん剤としては担当医の言うようにTC療法だと思います)
となります。
「出来れば、副作用の多い抗がん剤なしのホルモン療法のみで進められたらと思うのですが、いかがでしょうか?」
⇒実際に「Ki67の値が不明」なのでコメントは難しいですが…
Luminal type なので「ホルモン療法が中心」です。
ご本人の希望があれば、「ホルモン療法のみ」としても間違いではありません。