［管理番号:1794］
性別:女性
年齢:65歳
こんにちは。いつも、こちらで勉強させて頂いております。
先日、乳ガンの硬癌、2センチほどのしこりと診断されました。
マンモとエコーでみたたところリンパと鎖骨の下はきれいなので大丈夫だろうといわれました。
こちらの先生の回答でリンパ転移と血行性転移は別だということは、理解できたのですが、やはりこの段階で他の場所への遠隔転移が心配です。
昨日MRIやCT、血液検査等したのですが、結果が分かるのが2週間ほど先になり、不安な毎日を過ごしております。
限られた情報しかなく、恐縮ですが、先生のこれまでの経験で、何かアドバイスいただけないでしょうか？
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
乳癌の初期治療の段階で「遠隔転移の心配」をする必要は全くありません。
その意味では、某病院では一律術前に「ＣＴと骨シンチ、ＰＥＴ」など撮影していますが、全く無駄な検査です。被爆の問題も無視はできません。勿論「医療経済上の問題」もあります。
「2センチほどのしこりと診断されました。マンモとエコーでみたたところリンパと鎖骨の下はきれいなので大丈夫だろう」
⇒遠隔転移の心配は全くありません。
　こういう事は「本の知識しか知らない」乳腺外科医は慎重ないい方をすると思いますが、私は「気が遠くなるほどの手術を含めた初期治療を（チームではなく）自ら経験している」ので「断言できる」のです。