[管理番号:1520]
性別:女性
年齢:43才
先日、マンモグラフィ、乳汁があるとのことで再検となり、エコー、乳汁のけんさがありました。
エコーは、左胸に2ミリ大と9ミリ大のいびつな形のものがあり、MRIをする事になりました。
乳汁は鮮血は-でした。
良性とは言い難く、針を刺すと形が変わるからMRIをした方がいいと言われました。
悪性の可能性が強いという事でしょうか。
29日にMRIをするのですが不安です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「乳汁の潜血検査」は不要な検査ですが、「いこーで9mm大の歪なかたち」の腫瘍は
「乳癌の可能性が高い」と思います。
ただし「針を刺すと形が変わるから(先に)MRI」と言う事には「全く賛成できません」
○MRIは本来「乳癌と確定した後の、拡がり診断目期」なのです。
「針生検後」に(その結果が出るまでの期間に)予定すべきです。
「29日にMRI」そして、更に「後日針生検」では「診断がどんどん遅れてしまう」事になります。
○確定診断は、あくまでも「組織検査」なのです。
回答
「悪性の可能性が強いという事でしょうか」
⇒正直言って、超音波で「9ミリ大のいびつな形のもの」であれば「乳癌の疑い」が強いと思います。
○MRIを先に撮影しているようですが、「せめて、その後はスムーズに診断が進むことを願います」
質問者様から 【質問2】
先日はおせわになりました。MRIをとり、乳ガンが否定できず、針生検となりました。6この組織で結果は線維腺腫とのこと。
悪いものが混じっているということもありませんでした。
私の年齢からこの病名で納得してもいいのでしょうか?思春期から2 ~ 30代に多いとのことで、一年後の経過観察に少し不安があります。恥ずかしながら、マンモや超音波の検査をはじめて受けました。
ご意見 よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「私の年齢からこの病名で納得してもいいのでしょうか?」「私の年齢からこの病名に納得してもいいのでしょうか?思春期から2 ~ 30代に多い」
⇒質問者は勘違いしています。
「マンモや超音波の検査をはじめて受けました」ということから、「20代の頃から線維腺腫として存在していた(ただ検査をしていなかったから解らなかっただけ)」という可能性は十分にあります。
あくまでも「今まで超音波をして無かった」のに「40超えて発見された腫瘍」は注意が必要だと言う事です。
「一年後の経過観察に少し不安があります」
⇒針生検の精度の問題があります。
診断に「MRI」をするような医師の「針生検の精度」に若干の心配はありますが、「半年後」とせずに「一年後」としたことからは「結果に自信」が覗われます。
その意味では大丈夫そうです。(私の感想)