[管理番号:1408]
性別:女性
年齢:36歳
3月に第二子を、出産し現在ほぼ完全母乳で授乳中の36才、もうすぐ37才の者です。
先週の日曜日、母乳の状態をみたく、手で搾乳したところ、血乳が出ました。
3月に出産後、母乳のでをよくしたく、帰省先の実家近くにて桶谷のマッサージを受
けた際、左乳房の外側に、しこりを指摘され、その直後、乳腺外来を受診し、エコー
と触診で、まったく問題は見当たらないと、いわれていました。
その後、帰宅してからも、自宅近くの桶谷に定期的に通い、しこりはないのではと、
いわれてました。
左胸はチリチリした痛み?みたいなのは、たまに、ありましたが、きにしていません
でした。
9月頭に右側が詰まり、桶谷に、行ったところ
右より、左から、乳腺炎みたいなドロッとした母乳がでているといわれ、気になって
いました。左は、自分では、母乳の出の調子がよいと思っていたからです。
それが、なんとなく、頭にあり、先週日曜日に、手搾乳したところ、血乳が、乳首の
したの方の穴?からでて、びっくりしてしまい、翌日はもう血乳はでていなかったの
ですが、また、乳腺外来を受診したところ、エコーや、触診では、何もないから、
絞って毎回出るようになったら、また、受診してくれといわれました。
毎日、確認を、していたところ、昨日、一週間ぶりに、黄色いうみっぽいのがでるな
とおもった後、ほんのほんの少しだけ、でました。
3月に、桶谷のマッサージ師に、してきされてから、乳ガンが頭からはなれません。
白黒はっきりしたいのですが、乳管造影は、このような状態でかのうですか?母乳
を、やめ、マンモを、受けた方がよいでしょうか?
小さい子が、いるだけに、心配で心配で。
胸のチリチリした痛みも乳ガンであったと、タレントさんもおっしゃっており。
乳ガンでないか、頭から離れません。
何かアドバイスいただけると、ありがたいです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「授乳中の血性分泌」は心配する必要はありません。
「乳腺外来を受診したところ、エコーや、触診では、何もない」のであれば大丈夫です。
回答
「白黒はっきりしたいのですが、乳管造影は、このような状態でかのうですか?」
⇒授乳中の血性分泌では「乳管造影は不要」ですし、(おそらく多孔性の分泌を伴う
筈…授乳中だから当たり前ですが)なので全く適応外です。
「母乳を、やめ、マンモを、受けた方がよいでしょうか?」
⇒授乳中にマンモグラフィーの意味は殆どありません。
超音波すれば「全てが」解ります。
「胸のチリチリした痛みも乳ガンであったと、タレントさんもおっしゃっており。乳
ガンでないか、頭から離れません」
⇒痛みの症状は「乳癌の症状ではありません」
超音波をしているので「心配する必要は全く」ありません。
質問者様から 【質問2】
早々のご返信ありがとうございます。
もうひとつ、お忙しい中申し訳ないのですが、質問させていただいていいでしょうか?
血乳とうみなのですが、恐らく、すべてひとつの穴からです。特に血乳は、絞ってい
て、母乳が出るたくさんの穴のなかでも、ひとつの穴からでてます。
しつこいですが、ひとつの穴からだけだと、乳ガンとみたのですが、今のところ、エ
コー触診で、異常なければ、平気ですか?また、乳腺炎でないのに、ドロッとしたう
みが、でるのも、兆候ではないでしょうか?
本当にしつこく、すみません。
よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
御心配されるのも「尤もな事」と思います。
確率の問題なのです。
「授乳中に乳癌ができない」というわけではありません。
ただ、「授乳中に血性分泌がおこる」原因としては「圧倒的に、乳汁分泌をする過
程」での損傷などなのです。
そう言う意味では「エコーで何も無い」場合には「確率的に、授乳中の血性分泌は心
配なし」となるのです。
回答
「血乳とうみなのですが、恐らく、すべてひとつの穴からです。特に血乳は、絞って
いて、母乳が出るたくさんの穴のなかでも、ひとつの穴からでてます」
⇒授乳中の血性分泌も「通常、単孔性」です。
考えて見てもらいたいのですが、「授乳中の血性分泌も乳管の中でおこる以上」一
つの乳管=単孔性となるのです。
授乳中だからといって「乳管内の出血」が同時に「複数本におこる」ことは「むし
ろ稀」です。
「乳腺炎でないのに、ドロッとしたうみが、でるのも、兆候ではないでしょうか?」
⇒「乳管内病変(癌を含めて)で膿がでる兆候」などありません。
本当に膿なのであれば、むしろ「1本の乳管が傷つき、その乳管内で炎症がおき、
膿がでる」という解釈が妥当です。
膿とは「激しい炎症の産物」であり、「腫瘍や異型病変、癌などとは無関係」なのです。
○どうしても気になる場合には「断乳」して様子を見てみましょう。
断乳すると、「分泌の刺激がなくなり」結果、乳管壁の損傷も止まり「やがて血
性分泌は終焉」します。
もしも、「乳管内病変が原因」であれば、「断乳後も関係なく」分泌は継続します。
質問者様から 【質問3】
早々のご返信本当に有難うございます。このように聞ける場があることを本当に感謝
します。先日病院へいっても、聞きたいことをすべて聞けなかったり、後から出てき
た心配のためだけに病院にかかるのも、気が引けてしまい、心配だけが募っていたの
で、田澤先生のようなプロの方のご意見を頂け、本当に本当に感謝してます。
うみかどうか、異常がありそうかは、先生に診て頂けるものでしょうか。
何度もすみません。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
「うみかどうか、異常がありそうかは、先生に診て頂けるものでしょうか」
⇒勿論いいですよ。
暫く様子をみてからでいいでしょう。
質問者様から 【質問4】
いつも、ご回答いただきありがとうございます。
しつこく申し訳ないのですが、昨日も絞ると、血乳がでました。
今月頭に受けたエコーマンモ触診で問題なく毎日毎回でなければ、出ていても様子見で、よいでしょうか?いますぐどうこうと言うわけでなく。
しつこくすみません。
実は12月28日14時30~、予約を取らせていただきました。現在は○○にすんでおり、実家が、○○なので、帰省した時に、に見ていただきたく。
小さいこがいるので、後悔したくないので先生に直接見ていただき見解をききたいです。
見ていただくに辺り、断乳を、迷っています。
まだ、7か月。おっぱいが大好きなこなのですが、乳ガンの心配も頭のすみにあり、どちらを優先させるか。やはり、診察うけるうえで、1か月前でも断
乳してあった方が、わかりやすいですか?
何度もお忙しいのに、すみません。よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
「授乳中の血性分泌」ですね。
12月28日に予約していただいたのですね。
それで安心です。
回答
「やはり、診察うけるうえで、1か月前でも断乳してあった方が、わかりやすいですか?」
⇒「授乳中でも、ほぼ解りますが…」
断乳してあれば、「授乳による分泌の影響が無くなる分」より解り易くなるとは言えます。
せっかく遠方より起こしなのであれば、「断乳の方が確実」とも思います。