[管理番号:1370]
性別:女性
年齢:60歳
9月下旬から左乳房の乳頭周辺に痛みを感ずるようになりました。最初は乳頭周辺の
ひりひり・ちくちくとした痛みだったのですが、だんだん外側や内側にも痛みが飛ぶ
ことがあり、また全体がずーんと重く痛い感じもあり、乳房全体を取ってしまいたい
ような衝動に駆られることもありました。
2日前に乳腺外科でマンモグラフィー、超音波、触視診をしてもらった結果、乳房の中のほうはきれい(腫瘍のようなものはな
い)なので、もっと皮膚に近いところで痛みが発生しているのではないか、とのこと
でした。
この場合は乳腺の医師は専門ではないので神経内科で診てもらったほうがい
いとのことでした。
このまま乳がんの可能性は排除してしまっていいでしょうか?
初潮:12歳。閉経:55歳。出産:一回。身長:154センチ。体重:40キロ。血縁者に
乳がんの人はいません。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「女性ホルモンによる刺激症状」で「典型的なもの」があるとすれば、「乳頭周辺の
痛み」です。
今回の質問者の「疼痛の経緯」をみると「乳頭周辺の痛み」から始まっています
○その意味では「質問者は典型的なパターン」と言えます。
「視触診、超音波、マンモ」全てで異常が無い以上、この「典型的な痛み」は「女性
ホルモンによるもの」と判断していいと思います。
回答
「このまま乳がんの可能性は排除してしまっていいでしょうか?」
⇒排除していいと思います。
「乳頭周囲の痛み」や「エコーで異常無」からは「これ以上、癌を疑う必要はな
い」と私も思います。