[管理番号:5562]
性別:女性
年齢:46歳
お忙しいところ申し訳ございませんが、質問をさせてください。
人間ドックの胸の検査で要精密検査になりました。
触診てしこりなし、超音波検査は右乳房のうほうあり。
右乳頭の5つの穴から透明な分泌物あり、その場で試験紙で先月反応少しありなので要精密検査になりますと現在のその場で言われました。
心配になり質問したところ、乳頭からの分泌物は正常でないこと、潜血反応でているこてが気になるため精密検査とのことでした。
でも、複数の穴からだから、今の時点でそんなに深刻にならなくても、でも、専門の病院でよくみてもらってくださいとも言われました。
癌やその他心配な疾病の可能性についてききましたら、五つの穴からでている分泌物の原因箇所がすべてつながっていることも全否定できないので、と言われたように記憶しています。
乳がんプラザを読ませていただきました。
私のケースは、片側、多孔性なので問題なしで大丈夫と思ってよいでしょうか?
要精密検査なので、是非分泌物の診断に強い、
先生にみていただきたいのですが、ネットをみますと、乳頭分泌物での受診は市川メディカルプラザの方で受けるべきなのでしょうか?
また、受診した際に行われる検査はどのようなものになりますでしょうか?
多孔性なので乳管造影検査はしない、という認識であっていますでしょうか?
これから人間ドック受診病院に紹介状をだしてもらうのですが、江戸川病院、市川メディカルプラザ、どちらで作っていただいた方がよいでしょうか。
お忙しい先生にあれもこれも質問してしまいすみません。
要精密検査ときいてからあらゆる不安に支配され、検査への恐怖等考えすぎて息苦しい日々を送っております。
是非先生にご相談させていただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
人間ドックの医師のやること(専門性が高くはない)だから、「厳しく非難すべきではない」とは思いますが…
そもそも「右乳頭の5つの穴から透明な分泌物」を気にする時点で「極めて不適切な行為(全く無駄に、心配させるだけ)」と言わざるを得ません。
私なら、(当然)「全く、気にも止めません」(もしも聞かれたら、「気にしなくて大丈夫」とだけコメントしたことでしょう)
「私のケースは、片側、多孔性なので問題なしで大丈夫と思ってよいでしょうか?」
⇒1000%その通りです。
そんな「おかしな診療」のことは忘れましょう。
「要精密検査なので、是非分泌物の診断に強い、先生にみていただきたい」
⇒申し訳ありませんが…
これは(そもそも)「要精査に該当しない」ものです。
不要です。
「多孔性なので乳管造影検査はしない、という認識であっていますでしょうか?」
⇒その通りです。
(どちらにお住まいなのか、解りませんが…)
せっかく、受診されても、
「絞って、多孔性」の時点で、「異常無」で終わってしまうので、わざわざ来ていただくのが「とても忍びない」です。
「江戸川病院、市川メディカルプラザ、どちらで作っていただいた方がよいでしょうか。」
⇒どちらもお勧めしません。
質問者様から 【質問2】
【管理番号5562】(2回目の質問です)多孔性分泌物精密検査不要とのことですが、
要精密検査の通知を無視してよいものか四角四面に考えてしまっております。
受診だけさせていただいても宜しいでしょうか?
性別:女性
年齢:46歳
田澤先生
先日はお忙しい中ご回答いただきありがとうございます。
乳がんプラザは皆様の様々な事例をHP上で閲覧させていただくことができ、また、田澤先生に質問させていただける場があり、本当に感謝しております。
人間ドックにて「乳頭異常分泌(※1)・左乳房術後(※2)を認めます。
要精密検査」と言われていました件(詳細を下記に記載)で、
※触診・・・しこり所見なし
※超音波検査・・・両のう胞(「軽度の所見を認めますが心配ございません」の記載有)
※1・・・5つの穴から透明な液の分泌。
鮮血反応少し有り
※2・・・6年ほど前に人間ドックの指摘があり、結果的に左胸の小さなしこりを摘出しました。
線維腺腫の確定診断でした。
摘出後定期検査を行い、その後は1年に1度の人間ドック受診のみで、通常扱いでOKと言われました。
経緯としましては、人間ドックで左胸ののう胞のようなちょっと怪しいような、というものが
1年後に大きくなってきて(1センチちょっとの大きさ)。
形もすこしだけ気になるので要治療の通知。
地元の病院で細胞診(良性)、マンモ(特に問題なし)超音波(大きさの確認)を受け
ほんの少しだけですが増大していたので、心配性の私が何度も検査を受けるより、とっちゃう?
と言われて摘出していただきました。
そして問題なしとの結果でした。
毎年同じ病院で人間ドックを受診しています。
手術後「左乳房術後」と記載がなかったのですが、
今年はなぜか記載されていました。
視触診のとき、手術歴ありの事前問診に触れ、先生が
場所を視認し、「ここが手術跡ですね」と会話して終了でした。
しこりもなしと言われました。
超音波も心配なしでした。
田澤先生から「多孔性分泌で問題なし。
精密検査に該当しない」
とのご回答をいただけてとても安心致しました。
ありがとうございます。
すみません。
私が四角四面に考えすぎなのかもしれませんが
病院から「要精密検査」の通知を受け取り、今後もずっと同じ病院で人間ドックを受けるため「専門の病院に実際に行っていない」ことを何か言われないのか、人間ドック受診病院の通知を放置していると思われないか気になっています。
(人間ドック受診病院からの通知を重く受け止めすぎでしょうか?)
田澤先生からは「要精密検査に該当しないので受診不要」
「絞って多孔性の時点で異常なしで終わってしまうのでわざわざきていただくのがとても忍びないです」
といっていただいたのですが
「絞って多孔性の時点で異常なしで即終了」でも構いませんので市川メディカルプラザの受診の予約をさせていただいても宜しいでしょうか?
(○○市在住で最寄駅から1本で市川駅まで行けます。)
実際に専門の病院を受診して精密検査該当ではない症状と診断していただき、人間ドック受診病院に(堂々と)報告をしたいと考えています。
私と同じような「不要な診断をされて心配する人が少なくなって欲しい」という意味もこめて,
来年の人間ドック受診時(もしくは受診有無の確認をされたときに)
「専門の病院で要精密検査は不要と診断を受けました」
とはっきり病院に伝えた方がよいのではないか、という思いもあります。
市川メディカルプラザの予約をとらせていただいても宜しいでしょうか?
それとも、「不適切な診断(不必要な要精密検査判断)」をした病院の診断結果通知に対してそこまで四角四面に重く受け止める必要はないでしょうか?
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「「専門の病院で要精密検査は不要と診断を受けました」とはっきり病院に伝えた方がよいのではないか、という思い」
⇒それであれば…
近くの病院で「無駄に、分泌液細胞診される」よりも…
(遠方であっても)「当院を受診する価値」はあるかもしれません。