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葉状腫瘍か心配です。

[管理番号:8216]
性別:女性
年齢:32歳
病名:
症状:

現在32歳、先日2人目を出産し授乳中です。
23歳の時に検診で見つかった左胸に6センチのしこりがあります。

見つかった当初、エコーでの診察で線維腺腫ということで、大きさが変わらなければ問題ないと言われ半年ごとに診察を受けています。

1人目の出産のときに、左胸のサイズが変わり、しこりの変化なのか妊娠や出産の影響なのか気になり細胞診を受けました。
局所麻酔で太い針を刺す検査でした。

結果は線維腺腫、葉状腫瘍の可能性は否定できないが低いとのことで、引き続き経過観察になりました。

先日2人目を出産して診察してもらったところ、6.4cmと少ししこりが大きくなっていました。

先生からは、妊娠出産でしこりのサイズが変わることもあるし、細胞診の検査では葉状腫瘍は否定的な結果ではだったが、しこりも大きく、細胞診の診断も確実ではないので、授乳が終わったタイミング、もしくは今後の妊娠出産を考えなくなったタイミングで手術したらどうかと勧められました。

前回の検査で線維腺腫で一安心と思っていたので今後葉状腫瘍で取り返しのつかなくなる事態にいずれなるのでは…と、とても心配になりました。

そこで先生に質問です。

①細胞診で線維腺腫との診断は、どれくらいの信頼度があるのでしょうか

②できれば今後も子供を出産したいと考えていますが、半年ごとの検診でサイズに変化無ければ、手術を何年も先に先延ばししていいのでしょうか。
悪性の葉状腫瘍で気がついたら命が…という事態になる可能性はありますか。

③手術のあとに妊娠した場合、左胸で授乳はできますか。
6センチのしこりだと全摘の可能性もありますか。

お忙しいところ申し訳ありません。
ご回答お願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「①細胞診で線維腺腫との診断は、どれくらいの信頼度があるのでしょうか」
→良性葉状腫瘍の可能性は十分にあります。

 ただ「悪性葉状腫瘍の可能性は無い」そして、「境界悪性葉状腫瘍の可能性も殆どない」という意味はあります。

「②できれば今後も子供を出産したいと考えていますが、半年ごとの検診でサイズに変化無ければ、手術を何年も先に先延ばししていいのでしょうか。」
→授乳中でもいいから…

 手術したら如何でしょうか?

「悪性の葉状腫瘍で気がついたら命が…という事態になる可能性はありますか。」
→低いとは思いますが可能性はあります。

「③手術のあとに妊娠した場合、左胸で授乳はできますか。」
→大丈夫だと思います。

「6センチのしこりだと全摘の可能性もありますか。」
→「境界悪性以上」を想定しない限り、その必要はありません。