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予後について不安でたまりません

[管理番号:6767]
性別:女性
年齢:40歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生こんにちは。

初めてのマンモグラフィーで広範囲の石灰化がみつかり、非浸潤癌ということで全摘をしました。

結果は浸潤がみつかり。

5㎜がありました。

kiが25から40と場所によりばらつきがあり、高く。

ホルモンレセプターもERは10%陽性
pgRは境界域で10%以下のようです。

ホルモン剤はしますが、
抗がん剤はしないということです。

何点か教えてください。

1、わたしのはルミナールBですよね?
ルミナールBは抗がん剤しない場合、
ルミナールAより再発率たかいのですか?

2、抗がん剤しなくて大丈夫なのでしょうか?
先生のご経験的にホルモン剤だけで、
5㎜の場合再発率はどのくらいになりますか?

3、オンコタイプをして、高リスクなら抗がん剤をしたほうがいいのですか?

幼児がいるため、将来が心配でたまりません。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問者は全く無駄な心配をしています。
5mmの浸潤癌で再発を心配する必要はありません。

それで臨床試験には5mmの浸潤癌は入らない為、抗がん剤の適応には決してならないのです。

「1、わたしのはルミナールBですよね?」「ルミナールBは抗がん剤しない場合、ルミナールAより再発率たかいのですか?」
→5mmの場合には全く無意味な数字です。
 差はないでしょう。

「2、抗がん剤しなくて大丈夫なのでしょうか?」
→勿論!
 抗がん剤の適応外です。

「先生のご経験的にホルモン剤だけで、5㎜の場合再発率はどのくらいになりますか?」
→遠い過去は忘れているのかもしれないので、この十年に絞っても…

 一人も再発していないように思います。
 ★そもそも5mm以下の場合は、ホルモン療法さえ省略することが今は多いです。
(経験上、再発しないため)

「3、オンコタイプをして、高リスクなら抗がん剤をしたほうがいいのですか?」
→抗がん剤の適応外です。

◎無意味な心配をしています。
 今すぐ、再発など考えることは止めましょう。