[管理番号:2247]
性別:女性
年齢:50歳
田澤先生、初めてご相談させていただきます。
15年12月末に受けた人間ドックの超音波検査で左乳房に新しく腫瘤ができているとの指摘を受けました。
大きさは10ミリほどとのことです。
人間ドックは毎年12月頃に受けておりますが、前回(14月12月)にはなかった(私の想像ですが、ひょっとして見つけられなかった?)とのことです。
年齢的(50歳)に新しくできた腫瘤はガンである可能性があるとのことで、精密検査を受けるように言われました。
Q1:
人間ドックから紹介状がでましたが、宛名が某大学病院になっています(現在、別の病気でそちらの大学病院に定期的に通院しているため、そちら宛に書いてもらってしまいました)。
その後、ネット検索で乳がんプラザを知り、今ではぜひ田澤先生に見ていただきたいと思っております。
表書きが他院宛になっている紹介状を持って江戸川病院に伺っても構いませんでしょうか?
Q2:
私はキシロカインにアレルギーがあります(以前、前述の大学病院で副鼻腔炎の手術を受けたことがあるのですが、その際の術前検査で発覚しました。
結局、副鼻腔炎の手術は全身麻酔になりました)。
もし針生検などを行う必要が生じた場合、キシロカインが使えないとするとどうなるのでしょうか?
Q3:
江戸川病院で診ていただくとなると、だいぶ待つ必要がありますでしょうか?
実母が47歳当時に乳癌にかかっており、私はハイリスクグループになると思います。
現在、母が乳癌にかかった年齢と近く、自分もそうではないかと非常に不安です。
Q4:
14年の初め頃からしばらくの間、左乳房を中心に痛み(乳房全体がカーッと熱を持ったように痛む)が出たことがあり、14年春頃に前述の大学病院の乳腺外科でマンモとエコーを受けましたが、特に問題ないとのことでした。
時系列で言うと
14年春(大学病院でマンモ&エコー)→問題なし
14年12月(人間ドックでエコー)→問題なし
15年12月(人間ドックでエコー)→10ミリくらいの新しい腫瘤ということになります。
この「2年前の痛み」と今回新しくできた腫瘤とはなにか関係はあるのでしょうか?
以上、お忙しいところをお手間をとらせて本当に申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「15年12月末に受けた人間ドックの超音波検査で左乳房に新しく腫瘤」「大きさは10ミリ」「年齢的(50歳)に新しくできた腫瘤はガンである可能性がある」
⇒その通りです。
本当に「新しくできた」腫瘍であれば「悪性の可能性」は考えなくてはなりません。
「表書きが他院宛になっている紹介状を持って江戸川病院に伺っても構いませんでしょうか?」
⇒大丈夫です。
参考資料として扱います。
「キシロカインにアレルギー」「もし針生検などを行う必要が生じた場合、キシロカインが使えないとするとどうなるのでしょうか?」
⇒別の系統の「局麻を少量から試す」ことになります。
「Q3:江戸川病院で診ていただくとなると、だいぶ待つ必要がありますでしょうか?」
⇒予約は一杯の状況です。
ただ、受診される場合には秘書へご連絡ください。
緊急度に応じた対応(必ずしもご希望に添えないかもしれませんが)を考えています。
「Q4:14年の初め頃からしばらくの間、左乳房を中心に痛み(乳房全体がカーッと熱を持ったように痛む)が出たことがあり」
⇒年齢も考え合わせると「ホルモンバランス」でしょう。
「この「2年前の痛み」と今回新しくできた腫瘤とはなにか関係はあるのでしょうか?」
⇒無さそうです。
「乳房全体の痛み」は「ホルモンによる刺激」と考えます。