[管理番号:2066]
性別:女性
年齢:40歳
質問者様の別の質問質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。 |
はじめまして。
よろしくお願いします。
二年半ぶりの乳がん検診を1カ月後に控えた先月中頃、左胸外側乳頭より少し上にしこりを見つけました。
翌日すぐに乳腺外科を受診、マンモ、エコー、細胞診をしてもらいました。
その結果は「悪いものは出なかった」との事で線維腺腫でしょうとの診断。
クラスなどのお話はありませんでした。
マンモには良性の石灰化(以前より検診で言われていた)としこりがはっきりとうつっていました。
エコーでは、大きさは1.4センチ、境界線は比較的明瞭だが、ゴロっとしていて高さがあるので大きくなるかもしれないとの事。
素人の私から見ても、典型的な形ではなくいびつな空豆のような形でした。
「癌ではないのですか?もっと詳しい検査をしなくてもいいのですか?」との質問に「たぶん大丈夫」との事。
不安がぬぐい切れず、元々乳がん検診を予約していた病院(乳腺専門ではないが乳がん検診に力を入れている)を受診。
診断はのう胞性腫瘍で、最低でも針検査まではしておいたほうが安心だと言われました。
今は検査の待ちの状態です。
最近になって乳頭から奥のほうにかけて刺すような痛みや、しこりとは反対側の乳房にズキズキと痛みを感じます。
しこりの部分は時々ピリピリします。
検査をしてみないことにはっきりしないのですが、このしこりが癌だったら・・・と不安でいっぱいです。
最初の受診からすでに一カ月以上たっています。
先生は今回の針検査で癌だったという可能性はやはりあると思われますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「エコーでは、大きさは1.4センチ、境界線は比較的明瞭だが、ゴロっとしていて高さがあるので大きくなるかも」「悪いものは出なかった」
⇒40歳で「新たにでてきたもの」というのは気になる所見です。
細胞診で「悪いものはでなかった」というのは、「細胞が採れなかった=癌なら癌細胞が採れる筈」という曖昧な結果の可能性があります。
やはり「針生検」すべきです。
「典型的な形ではなくいびつな空豆のような形」
⇒「40歳で新たにでたもの」であることも含めると「線維腺腫よりは葉状腫瘍の可能性が高い」かもしれません。
「たぶん大丈夫」
⇒「たぶん」などと言う返事は耳を疑います。
確実な診断手段があるのだから「確実な診断」をこころがけるべきなのです。
「先生は今回の針検査で癌だったという可能性はやはりあると思われますか?」
⇒あります。
しかし確率的には低いとは思います。
ただ、「確実な診断」は必要です。