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間質性肺炎とトモセラピーについて

[管理番号:4434]
性別:女性
年齢:48歳
初めまして。
ここでトモセラピーのことを知り興味深く拝見していました。
私の経緯ですが
2012年4月に5センチ強の左乳がん、腋窩リンパ転移ありと診断され、術前化学療法でFEC4回行ったところで、間質性肺炎にかかりました。
FECで3センチ以下まで腫瘍は小さくなったのですが、放射線治療はできないとのことで、8月に左乳房全摘・腋窩リンパ郭清術を行いました。
手術の結果、再発リスクが高い(リンパ転移残2個・ルミナールB)とのことで、術後化学療法はやった方がよいとのことで、9月よりパクリタキセル(Weekly)12回を行い、その後は内分泌療法を続けてきました。
2013年1月 リュープリン+タモキシフェン
2015年1月 タモキシフェンのみ
2015年5月 トレミフェン(鎖骨上リンパ転移により)
2016年6月 フェソロデックス(縦隔リンパ転移により)
11月末ごろより声が嗄れ始め反回神経麻痺との診断ここで、乳腺外科から腫瘍内科に転科となりました。
12月の胸部腹部造影CTでは、鎖骨上・縦隔リンパの腫瘍は大きくなっているものの他の臓器への転移はなし。
耳鼻咽喉科でも、声枯れは反回神経麻痺で左側声帯が動かないものの、リンパの腫瘍増大以外に原因はないとの診断でした。
腫瘍内科でも、やはり間質性肺炎の既往から放射線治療は避けた方が良いとのいとの判断で現在は、アバスチン+パクリタキセルを3投1休の4週1クールで
クールで2-3回目が終わりました。
来週の検査で効果を確認して今後のの治療方針を決める予定です。
こちらのホームページでトモセラピーを知り、もしかして私もできるかもと思っていたのですが今朝の質問で間質性肺炎に放射線治療はできないとの回答がありました。
やはり再発治療としてのトモセラピーは難しいのでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
メール内容は理解しました。
ただ、4423「抗癌剤による間質性肺炎」の内容をみてください。
ポイントは
「術後補助療法は「あくまでも再発予防」なので、「命を賭ける」べきではないのです。」
「再発治療は行わなければ命にかかわる事です。その場合には(ある程度の)リスクは許容されるのです。」
「やはり再発治療としてのトモセラピーは難しいのでしょうか?」
⇒上記コメント通りです。
 「予防照射は適切ではない」が、「再発治療は別」となります。
 ○化学療法誘因の間質性肺炎は5年前ですね?
  その後、(間質性肺炎の)再燃はないですか?
  再燃がなければ、「照射野」をきちんと設定した照射は可能だと推測します(放射線科医次第とも言えますが…)