[管理番号:6557]
性別:女性
年齢:47歳
初めまして長い時間不安で不安でたまらなく質問させていただきます。
私は47歳独身で子供も産んでいません。
5月下旬、乳ガン検診に行きマンモと触診とエコーをしました。
マンモと触診では問題なくエコーで怪しい?感じがあり、二年前も同じ所が怪しく細い針で細胞をとり検査しました。
大きさは七ミリだと言われました。
その時の結果は良性でした。
今回も、先生は取るか悩まれてましたが、
八ミリで少し大きくなっているからやっておきましようと言われ細い針で同じようにしました。
一週間後の結果3bでグレーなので別の検査をすることになりました。
CNBという検査でした。
その結果を10日後に聞きにいくと
また、グレーで新たにこの前とった検体で免疫染色病理組織標本製作とHER2遺伝子標本作成という検査に出しているのでまた、
7日後くらいに来て下さいといわれました。
ただ、どちらにしても切った方がいいのでMRIを取りに行ってくださいと言われ月曜日取りに行きました。
次の週の火曜日に手術も決めました。
ここまでに既に1ヶ月近くかかっていて待っている間が長すぎて不安で不安でたまりません。
質問1、CNBでなぜ分けて検査したのでしょうか?同じ検体なら一緒にやってもらえばこんなに時間がかからず、不安な時間も減るのに。
質問2、今は多分悪性なんだと思っているのですが、転移していないか心配でなりません。
友達はかなり大きかったのと胸が小さかったこともあり全摘したのですが非浸潤がんでステージも0だったそうです。
大きさではないのだのと思うと、しこりもなく分かりにくいのは深い所で出来ていて転移しているんじゃないかと不安でたまりません。
待つ時間が長すぎて調べれば調べるほど不安になっていきます。
八ミリでも最悪のケースもあるのでしょうか?グレーで1ヶ月も検査結果をまつのは心が耐えられません。
上手く説明できていませんがよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
まずは考え方を変えましょう。
「2年前7mm→今回8mm」(もしも今回、癌の診断になるにしても)「2年前の細胞診で診断がつかず」「今回の細胞診でもクラス3どまり」
→これは(癌だとしても)「相当おとなしい」癌です。
(もしも今回、癌と診断されたとして)「何故、2年前に診断してくれなかったんだ!」という気持ちが強いのはわかりますが、(そして私もそう思いますが)裏を返せば「それくらい、おとなしい癌だった=心配不要」ということを意味しているのです。
「質問1、CNBでなぜ分けて検査したのでしょうか?同じ検体なら一緒にやってもらえばこんなに時間がかからず、不安な時間も減るのに。
→これは「免疫染色病理組織標本製作とHER2遺伝子標本作成という検査」を、何故同時に行ってくれなかったのか?ということですね?
それは仕方が無いのです。
保険診療である以上、まずは「通常染色(HE)」しか適応がないのです。
そこで、「怪しいけど、確定しない」場合にのみ、それらの検査(追加免染)が適応となるのです。
「転移しているんじゃないかと不安」
→10000%ありえません。
ご安心を(冒頭のコメント参照のこと)
「八ミリでも最悪のケースもあるのでしょうか?」
→10000%ありえません。(決して、無駄なCTやらPETをされないようにしましょう:主治医も2年もたって今更「転移しているかも?」的な発想をするとしたら、それは整合性がありません)
何故なら「8mm=小さい」だけでも「遠隔転移がない」理由としては十分すぎますが、今回は(それ以上に)「この2年間の経過」という(癌だとしても)「とんてもなく大人しい」のですから。
ご安心を。
☆重要なことは、「今回、治療をきっちりすればほぼ根治」であること。
このチャンスを逃さないこと。
それだけです。(余計な心配をしないように)