[管理番号:4439]
性別:女性
年齢:56歳
はじめまして。
よろしくお願いいたします。
2004年、44歳で左乳がんで全摘。
ステージ2b。
後に調べたKIは10%です。
ER陽性。
グレード1。
2015年年末腰の痛みから
腰椎転移が発覚。
現在月一のゾメタとアリミデックス
で痛みもなく、仕事も続け、ごく普通に生活できています。
ただ、昨年の秋ごろから毎月の血液検査でCEAが
5からじわじわとあがり先月は10になりました。
治療前は25位あって、治療後基準値近くまで下がったのですが、初発の時からCEAは高めであったため
体質もあるのかとあまり気にしないようにはしていたのですが、8ぐらいになった12月一度PETを入れられました。
結果、骨のほうは縮小傾向だが食道に異常集積有りとのこと内視鏡を受けましたが異常なし。
(軽い逆食あり)
内視鏡を受けるまでの精神状態は酷く落ち込みました。
結果はよかったのですがそうなると微増を続けるCEAへの不安がぬぐえません。
先月10になった時、主治医がまた近いいうちにPET
を入れたいと言うのですが
年末に撮ったばかりの上、現在なんの不快な症状もなく
関係ない場所が光ったPETの結果で内視鏡のような苦痛な検査と精神状態を強いられたため
高額なお金を払ってまでまたしなければならないのかと疑問に感じています。
他のもっと簡単な検査ではなかなかわからないいのでしょうか?
自分としては、何か日常生活に差し障る
症状や気になる部分があってからはじめて検査や薬の変更をしてもらい、元気なうちは数値を気にせず
なるべくのんびりした気分で生活し、動けるうちにたくさん
動きたいと思っているのですが。
先生なら、私のようなステージの場合、今後どのような検査が適切だと思われますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
骨転移でアリミデックス+ゾメタ(何故、デノスマブでないのでしょう?)で治療中ですね。
結構奏功して、正常値になったのに「ジワジワ上昇」とのこと。
この程度の変化(CEA 5⇒10)では画像では現れないのだと思います。
PETを3カ月毎に行うのは「やり過ぎ」です。
基本的な評価はマーカー(CEAが病状を反映していると考えられます)だけとして、「急増」した際にPETなどの画像診断は行うべきです。
○もう少し経過をみることもできますが、「明らかな上昇傾向ならば」(マーカーがもっと上がる前に)ホルモン療法を変更することも考えていいとは思います。