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浸潤性小葉がん ルミナールb

[管理番号:5489]
性別:女性
年齢:41歳
初めまして、よろしくお願い致します。
左胸の乳がんにより8月末に全摘手術をした41歳です。
病理の検査結果が
浸潤性小葉がん
大きさ:2.3cm×1.1cm
組織グレード:3(顔つき悪いと言われてます)
センチネルリンパ節転移:3個
進行度:2b
抗ホルモン:効く
ルミナールB
Her2+1
ki67 30%
主治医の先生による治療方針は今のところ
・放射線治療
・ホルモン剤 10年 ノルバデックス
・ホルモン注射 5年(1回/3ヶ月)リュープリン
・抗がん剤 ドーツデンスEC 2週間隔×4回
 +パクリタキセル 2週間隔×4回 or ドセタキセル 3週間隔×4回
と言われています。
手を使う仕事、スポーツ(剣道)をしているのでドセタキセルの方が良いと言われていますが、小学生低学年の子供が2人おり、これからの時期、風邪等が移るリスクも考えると追加の抗がん剤はやめようか悩んでいます。
また、インターネットを見ているとTCの方が主流のようにも感じます。
TC単独、EC単独、EC+ドセタキセル、EC+パクリタキセルを
行うと再発率、死亡率はどの程度変わってきますか?
田澤先生ならばどういう治療方針を勧められますか?
よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
それにしても…
「顔つきが悪い」など、わざわざ脅す様な表現を使う必要は無いと思いますが…
「田澤先生ならばどういう治療方針を勧められますか?」
⇒「化学療法ありき」みたいな文面ですが…
 そもそも「ルミナールBという表記」が正しいのか?(そこから始まります)
 Ki67=30%は「明らかにグレーゾーン」です。
 抗癌剤の上乗せがない(ルミナールA)である可能性は当然あります。
 ☆私であれば…
  OncotypeDXを勧めます。『今週のコラム 99回目 ★グレードは「参考程度」ということでいいですね?』をご参照のこと。
  ただ、(OncotypeDXをしないのならば)グレーゾーンの場合には(ルミナールAという証拠がないので)「化学療法(TC)を勧めざるをえない」ということです。(勿論、ご本人の意思が尊重されますが)