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浸潤性乳ガン

[管理番号:4391]
性別:女性
年齢:45歳
田澤先生おはようございます、初めてこちらでご相談させていただきます。
昨年10月の終わり、乳ガンセルフチェックで、右の乳房を絞ったほんの少し出血があり、
二日後近くの乳線外来のある病院を受診しました、分泌物の検査とエコー触診を受け触新でもしこりは柔らかく小さいので良性のおできような物なので、3ヶ月後に検診となり、
3ヶ月後まだ出血があり、エコーでしこりのような物が倍に大きくなっているので、
細い針で細胞診をし1週間後の結果で、クラス5非浸潤性乳ガンですと言われました、手術の出来る病院に移り、針生検をし、マンモなどの検査を受け組織診断の結果は、Her2
score3 ki 67LI60% 説明では、殆どが乳管にとどまっているが、浸潤性増殖小領域が散在性にみられるとの事でした。
かなり悪性で進行も早いのでと説明を受け、もうどうしたら良いのか毎日胸が苦しくなり
ます、手術は3月中旬の予定です、抗がん剤を先にするか、手術を先にするか選んでくださいと言われましたが、何もわからずまさかまさかこんな事になるとは思っていなく、当初の予定通り手術を先にお願いしましたが、これで良いのか正直わかりません。
子供の事を考えるとまだまだ生きていきたいので、田澤先生私はそんなに酷い情態なのでしょうか、転移しやすい癌との事で、今週petCTをします、転移していたらと思うと怖くて仕方がありません。
長文になり、また知識もないので分かりづらい文面で申し訳ありません、
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
まずは冷静になりましょう。
10月(僅か4カ月前です)に「経過観察」となったような程度の腫瘍が、現在「酷い状況」など、とんでもない誤解です。
おそらく担当医が脅かす様な言葉「HER2陽性で進行が早い」などを間に受けているのでしょうが、全くのでたらめです。
○事実は「殆どが乳管にとどまっている=早期乳癌」です。
「抗がん剤を先にするか、手術を先にするか選んでくださいと言われました」
⇒全くの「誤った診療」です。
 術前抗がん剤の適応はそもそも「小さくして温存」であるし、しかも今回は「浸潤部分が殆ど無い=そもそも抗がん剤の適応自体が無い」可能性もあるのです。
「予定通り手術を先にお願いしました」
⇒正解です。
「転移しやすい癌との事で、今週petCTをします」
⇒全く無駄な検査です。
 「殆どが非浸潤癌である=早期乳癌」なのに遠隔転移を想像する事自体、その医師は「未熟極まりない」
 もしも質問者に勇気があれば、「無駄で有害な医療被曝を避ける」ために、断りましょう。