[管理番号:6686]
性別:女性
年齢:52歳
おはようございます。
よろしくお願いします。
2年前に2ミリの非浸潤癌で手術、放射線治療をしました。
毎回術後のエコーを受けると手術した部位は脂肪の壊死が見られますねと言われます。
通常の経過で問題ないと理解していますが、ふと不安に思うことがあります。
この壊死した脂肪は将来どう変化していくのですか。
変性していって乳房の変形につながるのではと不安になります。
今でも手を挙上するとへこんでいて、そこを手術したのだなあとわかります。
マージンをとって5センチ程度とりましたと言われました。
太ったらお腹に脂肪がつくように、乳房にも脂肪はもどってきますか。
壊死した脂肪と乳がんのエコー所見が似ていると以前、田澤先生のどなたかへの回答かコラムで読んだ記憶があります。
今後癌に変わってしまうこともあるのですか。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「太ったらお腹に脂肪がつくように、乳房にも脂肪はもどってきますか。」
→(残念ながら)戻りません。
「壊死した脂肪と乳がんのエコー所見が似ている」
「今後癌に変わってしまうこともあるのですか。」
→「形態が似ている(区別が時に困難)」ことは無関係です。
癌は最初から最後まで癌、良性は最初から最後まで良性。
決して「癌化」など無いのです。
★癌化という(ある種の)医師にとって便利な言葉は、「そもそも最初の診断に誤りがあった」言い訳に過ぎないのです。